銀行業務検定試験 財務2級 決算修正と損益計算書の作成 練習問題 第6問: 取引先の甲社の修正前の経常利益は11,000千円で、期末に保有する次の3銘柄は帳簿価額のままで評価をしていない (単位:千円)。 C株式:保有目的売買目的有価証
取引先の甲社の修正前の経常利益は11,000千円で、期末に保有する次の3銘柄は帳簿価額のままで評価をしていない (単位:千円)。
| 銘柄 | 保有目的 | 帳簿価額 | 期末時価 |
|---|---|---|---|
| C株式 | 売買目的有価証券 | 3,200 | 3,500 |
| D株式 | その他有価証券 | 4,000 | 3,400 |
| E株式 | 関連会社株式 | 5,000 | 4,200 |
その他有価証券は全部純資産直入法で処理し、税効果は考えない。有価証券の評価差額のうち当期の損益に入るものは、営業外損益に計上する。どの銘柄も時価の下落は著しいものではなく、減損の処理は要しない。修正後の経常利益として、最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 5. 11,300千円
11,300千円が正しく、決め手は3銘柄のうち評価差額が当期の損益に入るのは売買目的のC株式だけであることです。
C株式:3,500−3,200=+300 (当期の損益)
D株式:3,400−4,000=−600 (純資産の部へ直接計上し、損益に入れない)
E株式:取得原価のまま (評価差額は生じない)
修正後の経常利益=11,000+300=11,300
扱いの根拠は企業会計基準第10号の第15項・第17項・第18項で、C株式の+300は問題文の指定どおり営業外損益として経常利益に入ります。全部純資産直入法は、その他有価証券の評価差額の合計を純資産の部に計上する方法です。
10,700千円は、D株式の−600も損益に入れた値です。10,500千円は、E株式を時価に直して−800を損益に入れた値です。
9,900千円は、3銘柄の差額をすべて損益に入れた値です。11,900千円は、D株式の差損600を差益と取り違えて足した値です。
有価証券の期末評価は保有目的で先に分け、全部純資産直入法なら損益に入るのは売買目的の差額だけ (減損を除く) と見ると、経常利益の修正額がすぐに決まります。
関連キーワード: 有価証券・売買目的有価証券・その他有価証券・関連会社株式・全部純資産直入法
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