銀行業務検定試験 財務2級 決算修正と損益計算書の作成 練習問題 第5問: 取引先の甲社 (3月決算) は、出荷した時に売上を計上している。次の商品は、顧客が検収した時に支配が移転する契約である (単位:千円)。 ・A品:3月26日出荷
取引先の甲社 (3月決算) は、出荷した時に売上を計上している。次の商品は、顧客が検収した時に支配が移転する契約である (単位:千円)。 ・A品:3月26日出荷、3月29日検収、売価1,000、原価750 ・B品:3月28日出荷、4月3日検収、売価3,600、原価2,700 ・C品:3月30日出荷、4月6日検収、売価2,400、原価1,800 修正前の売上高は120,000、売上原価は90,000で、3品とも期末の棚卸に含めていない。出荷時の計上を認める代替的な取扱いは用いず、検収した時に売上を計上するよう修正する。修正後の売上総利益として、最も適切なものはどれか。税金は考えない。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 1. 28,500千円
28,500千円が正しく、決め手は翌期に検収されるB品とC品について、売上を取り消すと同時に原価を期末の棚卸へ戻すことです。収益は、顧客が資産の支配を得た時に認識します (企業会計基準第29号 第35項)。
国内の販売で出荷から検収までが通常の期間なら出荷時の計上を認める取扱いもありますが (適用指針第30号 第98項)、この問では用いません。
外す売上=3,600+2,400=6,000
棚卸に戻す原価=2,700+1,800=4,500
修正後の売上高=120,000−6,000=114,000
修正後の売上原価=90,000−4,500=85,500
売上総利益=114,000−85,500=28,500
検算として、修正前の総利益30,000から、外す利益(6,000−4,500)=1,500を引いても28,500です。
24,000千円は、売上だけを減らして原価を戻さなかった値です。34,500千円は、原価だけを減らして売上を残した値です。
29,400千円は、C品だけを外し、4月3日に検収されたB品を当期に残した値です。28,250千円は、当期中に検収が済んだA品まで外した値です。
売上の期ずれの修正は売上と売上原価の両側を直し、利益の差は売価と原価の差だけになります。
関連キーワード: 修正仕訳・収益認識・検収・売上原価・期末棚卸
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