銀行業務検定試験 財務2級 決算修正と損益計算書の作成 練習問題 第4問: 取引先の甲社 (決算日3月31日) の修正前の経常利益は9,600千円である。次の3点が未処理であることが分かった。 ・保険料:1月1日に向こう1年分1,200
取引先の甲社 (決算日3月31日) の修正前の経常利益は9,600千円である。次の3点が未処理であることが分かった。 ・保険料:1月1日に向こう1年分1,200千円を支払い、全額を当期の費用にした。 ・受取家賃 (営業外収益):2月1日に向こう6か月分360千円を受け取り、全額を当期の収益にした。 ・支払利息:借入金20,000千円 (年利3%・利息は毎年12月31日に後払い) の1月1日から3月31日までの利息を計上していない。 月割で修正した後の経常利益として、最も適切なものはどれか。税金は考えない。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 2. 10,110千円
10,110千円が正しく、決め手は翌期分の費用と収益を当期から除き、経過した分の未払の費用を当期に入れることです。
前払の保険料=1,200×9/12=900 (費用を減らし、利益は増える)
前受の家賃=360×4/6=240 (収益を減らし、利益は減る)
未払の利息=20,000×3%×3/12=150 (費用を増やし、利益は減る)
修正後の経常利益=9,600+900−240−150=10,110
前払費用と前受収益は当期の損益から除き、未払費用と未収収益は当期の損益に入れます (企業会計原則 損益計算書原則一のA・注解5)。
9,510千円は、当期の3か月分300を前払と取り違えた値です。8,310千円は、前払の900を費用に足して利益を減らした値です。
10,590千円は、前受の240を収益に足して利益を増やした値です。10,260千円は、未払の利息150を計上しなかった値で、支払利息は営業外費用なので経常利益を下げます。
経過勘定の修正は、未経過の月数と経過した月数を先に分け、利益を増やす修正と減らす修正を1本ずつ足し引きします。
関連キーワード: 経過勘定・前払費用・前受収益・未払費用・経常利益
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