銀行業務検定試験 財務2級 キャッシュ・フロー計算書の作成と分析 練習問題 第7問: 取引先の甲社の3期のキャッシュ・フロー(CF)計算書の抜粋は次のとおりである(単位:千円)。 営業CF:X1期46,000、X2期52,000、X3期38,00
取引先の甲社の3期のキャッシュ・フロー(CF)計算書の抜粋は次のとおりである(単位:千円)。
| 項目 | X1期 | X2期 | X3期 |
|---|---|---|---|
| 営業CF | 46,000 | 52,000 | 38,000 |
| 取得による支出 | −36,000 | −80,000 | −30,000 |
| 売却による収入 | 6,000 | 2,000 | 6,000 |
| 財務CF | −10,000 | 34,000 | −12,000 |
投資活動は有形固定資産の取得と売却だけで、資金の増減は表の項目だけから生じる。フリー・キャッシュ・フロー(FCF)は、営業CFと投資活動によるCFの合計とする。3期の資金の動きの読み方として、最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 3. 3期通算のFCFは4,000千円で、X2期の不足26,000千円は財務CFの調達で賄った
「3期通算のFCFは4,000千円で、X2期の不足26,000千円は財務CFの調達で賄った」が正しく、決め手は取得と売却を合わせて各期の投資活動を出し、FCFを3期分足すことです。
投資活動:X1期−36,000+6,000=−30,000、X2期−80,000+2,000=−78,000、X3期−30,000+6,000=−24,000
FCF:X1期46,000−30,000=16,000、X2期52,000−78,000=−26,000、X3期38,000−24,000=14,000
通算のFCF=16,000−26,000+14,000=4,000
X2期の資金の増減=−26,000+34,000=8,000
「通算のFCFは−10,000千円」は売却の収入を各期の投資活動に入れなかった値です(10,000−28,000+8,000)。「通算のFCFは16,000千円」は定義に入らない財務CFの通算12,000まで足した値で、3期の資金の増加額にあたります。
「X2期のFCFは8,000千円」も財務CF34,000を足した値です。「資金は8,000千円減った」は増減の向きが逆で、X2期の資金は8,000千円増えています。
融資の場面では、投資活動を取得と売却に分けて集計してから通算のFCFとマイナスの期を確かめ、その不足を財務活動の調達で賄ったかを読みます。
関連キーワード: フリー・キャッシュ・フロー・3期通算・投資の資金の出どころ・財務活動によるキャッシュ・フロー
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