銀行業務検定試験 財務2級 キャッシュ・フロー計算書の作成と分析 練習問題 第6問: 取引先の甲社の比較貸借対照表の抜粋は次のとおりである(単位:千円)。 短期借入金:前期末40,000、当期末46,000 1年内返済予定の長期借入金:前期末12
取引先の甲社の比較貸借対照表の抜粋は次のとおりである(単位:千円)。
| 科目 | 前期末 | 当期末 |
|---|---|---|
| 短期借入金 | 40,000 | 46,000 |
| 1年内返済予定の長期借入金 | 12,000 | 15,000 |
| 長期借入金 | 80,000 | 95,000 |
| 資本金 | 100,000 | 110,000 |
| 自己株式 | −2,000 | −5,000 |
| 未払配当金 | 1,000 | 1,500 |
当期の長期借入れによる収入は30,000千円で、長期借入金のうち15,000千円を1年内返済予定へ振り替えた。短期借入金は回転が速いので純額で記載する。資本金の増加は全額が現金の払込みによる増資で、自己株式の増加は取得だけによる。当期に決議した配当は8,000千円である。支払配当金を財務活動の区分に記載するとき、財務活動によるキャッシュ・フローの額として、最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 1. 23,500千円
23,500千円が正しく、決め手は長期借入金の1年内返済予定への振替を資金の動きに数えず、返済額を残高の動きから出すことです。株式の発行、自己株式の取得、配当の支払、借入れと返済は財務活動の例です(作成基準 注解(注5))。
回転の速い項目は純額で記載できます(同(注8))。
返済額=(12,000+80,000)+30,000−(15,000+95,000)=12,000
配当の支払額=1,000+8,000−1,500=7,500
6,000(短期の純増)+30,000−12,000+10,000(増資)−3,000(自己株式)−7,500=23,500
8,500千円は振替15,000を返済12,000にさらに足した値で、振替は表の中の移動にすぎません。20,500千円は当期末の1年内返済予定15,000を返済額とした値です。
23,000千円は未払配当金の増500を落とし、決議額8,000を支払額とした値です。3,500千円は増資10,000を引いた値です。
財務活動は振替を除いて返済額を出し、配当は未払の増減で支払額に直してから合計します。
関連キーワード: 財務活動によるキャッシュ・フロー・長期借入金の振替・配当の支払額・純額表示
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