銀行業務検定試験 財務2級 安全性・資金と非財務の分析 練習問題 第8問: 取引先の甲社は財務指標が業界の平均を上回っている。面談で次のア〜エの情報を得たので、ローカルベンチマークの非財務の4つの視点「経営者」「事業」「環境・関係者」「
取引先の甲社は財務指標が業界の平均を上回っている。面談で次のア〜エの情報を得たので、ローカルベンチマークの非財務の4つの視点「経営者」「事業」「環境・関係者」「内部管理体制」に沿って整理する。ア〜エをそれぞれ最も関係の深い視点に割り振った組合せとして、最も適切なものはどれか。 ア 代表者は72歳で、後継者が決まっていない。 イ 主な取引先の推移を見ると、売上の7割が1社に偏ってきた。 ウ 製造のノウハウが工場長1人に偏り、従業員に引き継ぐ人材育成の仕組みが無い。 エ 製品1個あたりの原価を把握できておらず、どの製品で稼いでいるか分からない。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 1. ア経営者、イ環境・関係者、ウ内部管理体制、エ事業
ア経営者、イ環境・関係者、ウ内部管理体制、エ事業の組合せが正しく、決め手はガイドブック(経済産業省のローカルベンチマーク支援機関編)が各視点に置く確認の項目です。環境・関係者は正式には「企業を取り巻く環境・関係者」です。
アの後継者の有無と育成の状況は、代表者が退いた後も事業が続くかを見る項目なので、経営者の視点にあります。
イの主な取引先企業の推移は、外の関係者への依存の度合いを見る項目なので、環境・関係者の視点にあります。
ウの人材育成の取り組みと仕組みは、従業員の間で技術やノウハウを継承する社内の体制なので、内部管理体制の視点にあります。
エの製品や商品1つあたりの原価の把握は、どの製品で稼ぐかという事業の中身そのものなので、事業の視点にあります。
「ア経営者、イ事業、ウ事業、エ内部管理体制」は、取引先の推移と人材育成を事業に、原価の把握を内部管理体制に置いています。「ア内部管理体制、イ環境・関係者、ウ事業、エ事業」は、後継者を内部管理体制に、人材育成を事業に置いています。
「ア環境・関係者、イ事業、ウ内部管理体制、エ経営者」は、後継者を環境・関係者に、取引先を事業に、原価を経営者に置いています。「ア内部管理体制、イ事業、ウ環境・関係者、エ環境・関係者」は、4つとも視点が合いません。
財務指標が良くても後継者や販売先の偏りは将来のキャッシュフローに響くので、4つの視点に分けて確かめます。
関連キーワード: ローカルベンチマーク・非財務情報・4つの視点・事業性評価
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