銀行業務検定試験 財務2級 安全性・資金と非財務の分析 練習問題 第7問: ローカルベンチマークの財務指標のうち2つを、取引先の甲社の当期の資料から求め、前期の値(EBITDA有利子負債倍率6.0倍、営業運転資本回転期間1.5か月)と比
ローカルベンチマークの財務指標のうち2つを、取引先の甲社の当期の資料から求め、前期の値(EBITDA有利子負債倍率6.0倍、営業運転資本回転期間1.5か月)と比べる(単位:千円)。倍率の有利子負債は借入金から現預金を引いた額とし、回転期間は月商で求め、小数第2位を四捨五入する。当期の値と読みとして、最も適切なものはどれか。
| 科目 | 当期 |
|---|---|
| 売上高 | 720,000 |
| 営業利益 | 30,000 |
| 減価償却費 | 10,000 |
| 現預金 | 80,000 |
| 売上債権 | 90,000 |
| 棚卸資産 | 60,000 |
| 買入債務 | 30,000 |
| 短期借入金 | 150,000 |
| 長期借入金 | 250,000 |
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 5. 倍率8.0倍、期間2.0か月で、ともに悪化し、回収や支払の条件の変化を確かめる
倍率8.0倍、期間2.0か月でともに悪化し、回収や支払の条件の変化を確かめるのが正しく、決め手は借入金から現預金を引くことと、買入債務を引いて月商で割ることです。EBITDAは営業利益に減価償却費を足した本業のキャッシュフローの目安です。
借入金=150,000+250,000=400,000
倍率=(400,000−80,000)÷(30,000+10,000)=320,000÷40,000=8.0倍
月商=720,000÷12=60,000
営業運転資本=90,000+60,000−30,000=120,000
期間=120,000÷60,000=2.0か月
前期の6.0倍と1.5か月より、倍率は上がり期間は延びています。倍率は有利子負債がEBITDAの何倍かを示すので、上がると返済能力の面では悪化です。
「倍率10.0倍」は現預金を引かず400,000÷40,000とした値です。「期間3.0か月」は買入債務を足して180,000÷60,000とした値です。
「倍率の上昇は返済能力の改善」は読みの向きが逆です。「倍率10.7倍」は分母を営業利益だけにして320,000÷30,000とした値で、「期間0.2か月」は月商でなく年商で割った値です。
倍率は有利子負債の返済能力を、回転期間は過去の値と比べて回収や支払の条件の変化を読む指標なので、前期と比べて動きの向きまで確かめます。
関連キーワード: ローカルベンチマーク・EBITDA有利子負債倍率・営業運転資本回転期間・前期との比較
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