銀行業務検定試験 財務2級 安全性・資金と非財務の分析 練習問題 第5問: 取引先の甲社の当期の資料は次のとおりである(単位:千円)。債務償還年数を次の2つの式で求める。式①=(短期借入金+長期借入金+割引手形+社債)÷(経常利益+減価
取引先の甲社の当期の資料は次のとおりである(単位:千円)。債務償還年数を次の2つの式で求める。式①=(短期借入金+長期借入金+割引手形+社債)÷(経常利益+減価償却費−税金の支払額)。式②=(短期借入金+長期借入金)÷(営業利益+減価償却費)。年数は小数第2位を四捨五入する。2つの式の結果と、差の主な原因の読みとして、最も適切なものはどれか。
| 科目 | 当期 |
|---|---|
| 短期借入金 | 120,000 |
| 長期借入金 | 300,000 |
| 割引手形 | 30,000 |
| 社債 | 50,000 |
| 営業利益 | 40,000 |
| 経常利益 | 30,000 |
| 減価償却費 | 30,000 |
| 税金の支払額 | 10,000 |
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 4. 式①は10.0年、式②は6.0年で、差の4.0年は主に分母の違いによる
式①は10.0年、式②は6.0年で、差の4.0年は主に分母の違いによるものです。決め手は、一方の定義だけを揃えて年数の動きを分けることです。
式①の債務=120,000+300,000+30,000+50,000=500,000
式①の分母=30,000+30,000−10,000=50,000
式①=500,000÷50,000=10.0年
式②の債務=120,000+300,000=420,000
式②の分母=40,000+30,000=70,000
式②=420,000÷70,000=6.0年
債務を先に揃える:420,000÷50,000=8.4年で、債務の範囲の分1.6年、分母の分2.4年
分母を先に揃える:500,000÷70,000≒7.1年で、分母の分2.9年、債務の範囲の分1.1年
どちらの順でも分母の分が大きくなります。
式①は日本政策金融公庫の手引、式②は中小機構の経営自己診断にある式です。
「差の4.0年は主に債務の範囲の違いによる」は年数は合っていますが、上の分け方と合いません。「9.4年」は割引手形を債務に入れず470,000÷50,000とした値です。
「8.3年」は税金の支払額を引かず500,000÷60,000とした値です。「7.1年」は式②の債務を500,000のままにした値です。
「7.0年」は式②の分母に経常利益を置いて420,000÷60,000とした値です。債務償還年数は資料ごとに式が違うので、比べるときは債務の範囲と分母を片方ずつ揃えて差の原因を読みます。
関連キーワード: 債務償還年数・要償還債務・割引手形・キャッシュフロー
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