銀行業務検定試験 財務2級 安全性・資金と非財務の分析 練習問題 第2問: 取引先の甲社は短期借入金で設備を買い、当期末の貸借対照表は次のとおりである(単位:千円)。短期借入金の一部を長期借入金(固定負債)に借り換えて固定長期適合率を9
取引先の甲社は短期借入金で設備を買い、当期末の貸借対照表は次のとおりである(単位:千円)。短期借入金の一部を長期借入金(固定負債)に借り換えて固定長期適合率を90.0%まで下げるとき、必要な借換額として、最も適切なものはどれか。なお、借換えのほかの取引はなく、固定資産と自己資本は変わらない。
| 科目 | 当期末 |
|---|---|
| 流動資産 | 240,000 |
| 固定資産 | 405,000 |
| 短期借入金 | 210,000 |
| その他の流動負債 | 60,000 |
| 固定負債 | 120,000 |
| 自己資本 | 255,000 |
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 2. 75,000千円
75,000千円が正しく、決め手は目標の率から要る長期資本を逆算することです。固定長期適合率は固定資産を長期資本(自己資本+固定負債)で割った比率で、借換えは流動負債を固定負債に移すだけなので、分子の固定資産は動きません。
現在の長期資本=255,000+120,000=375,000
現在の率=405,000÷375,000×100=108.0%
要る長期資本=405,000÷0.90=450,000
要る借換額=450,000−375,000=75,000
検算:405,000÷(375,000+75,000)×100=90.0%
借換額は短期借入金210,000の範囲に収まります。
「195,000千円」は、固定負債を分母に入れず、要る長期資本450,000から自己資本だけを引いた値です。「72,900千円」は、率の差18.0ポイントを固定資産に掛けた値です。
「67,500千円」は、同じ差を現在の長期資本に掛けた値です。「30,000千円」は、固定資産と現在の長期資本の差で、率を90.0%でなく100.0%にする額です。
この比率が100%を超えると固定資産の一部を流動負債で賄っている状態です(中小機構の経営自己診断の指標の説明)。目標の率まで下げる借換額は、固定資産を目標の率で割った長期資本と現在の長期資本の差で決まります。
関連キーワード: 固定長期適合率・長期資本・借換え・短期借入金
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