銀行業務検定試験 法務3級 融資の基本と貸出形式 練習問題 第23問: A社は、X銀行から固定金利・期間5年の約定で借入れをしていたが、2年が過ぎた時点で、期限の利益を放棄して残額を一括で繰上返済したいと申し出た。民法上の規律に関す
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初級推定正答率 約 87%
A社は、X銀行から固定金利・期間5年の約定で借入れをしていたが、2年が過ぎた時点で、期限の利益を放棄して残額を一括で繰上返済したいと申し出た。民法上の規律に関する記述として、最も適切なものはどれか。
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正解: 2. 期限の利益の放棄で、相手方のX銀行の利益を害することはできない
「期限の利益の放棄で、相手方のX銀行の利益を害することはできない」が適切です。民法第136条第2項は、期限の利益は放棄できるとしたうえで、ただし書で、これによって相手方の利益を害することはできないと定めています。消費貸借では第591条第3項が、返還の時期を定めた場合に借主がその時期より前に返済して貸主が損害を受けたときは、貸主はその賠償を請求できると具体的に定めています。「書面で行うことが効力の要件」という方式の定めはありません。「A社の故意または過失を要する」「違約金の定めが要る」は、いずれも条文にない要件を加えています。「借入れの日から1年が経過していること」という期間の制限もありません。固定金利の貸出の繰上返済では、銀行に生じる損害の扱いを契約の段階で説明しておくことが大切です。
根拠・参照資料: 民法第136条第2項
関連キーワード: 期限の利益の放棄・繰上返済・固定金利・民法136条
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