銀行業務検定試験 法務3級 金融犯罪 練習問題 第22問: X 銀行に融資を申し込んだ A は、赤字を隠すために粉飾した決算書を提出し、これを信じた X 銀行の担当者の審査を経て、融資金の交付を受けた。A の罪に関する次
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中級推定正答率 約 53%
X 銀行に融資を申し込んだ A は、赤字を隠すために粉飾した決算書を提出し、これを信じた X 銀行の担当者の審査を経て、融資金の交付を受けた。A の罪に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
正解: 2. A に成立しうる詐欺罪の法定刑には、罰金刑の定めが置かれていない
刑法第246条第1項は、人を欺いて財物を交付させた者を「十年以下の拘禁刑」に処すると定めており、罰金刑を置いていません。拘禁刑の上限は十年で五年ではなく、融資金の額によって刑を重くする定めもありません。粉飾した決算書で担当者を誤信させて融資金を交付させた A には詐欺罪が成立しえ、その罪は融資金の交付を受けた時に既遂となるので、返済を怠った時ではありません。背任罪(第247条)は「他人のためにその事務を処理する者」の罪で、融資を受ける側の A はこれにあたりません。決算書の数字に不自然な動きがあれば、審査の段階で根拠資料を求めることが大切です。
根拠・参照資料: 刑法第246条第1項・第247条
関連キーワード: 詐欺罪・粉飾・決算書・背任罪
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