中小企業診断士 第1次試験 投資の評価と資金調達 練習問題 第12問: ある企業の当期純利益は1,000万円である。この企業は当期中に、当期の中間配当の総額120万円と、前期の期末配当の総額150万円を支払った。当期の期末配当の総額
ある企業の当期純利益は1,000万円である。この企業は当期中に、当期の中間配当の総額120万円と、前期の期末配当の総額150万円を支払った。当期の期末配当の総額180万円は、翌期に支払う予定である。当期中にはほかに、自己株式を200万円で取得し、株主優待の費用として50万円を支出した。年間の配当総額は、当期中の日を基準日とする配当(中間配当と期末配当)の合計とする。配当性向は「年間の配当総額÷当期純利益」、総還元性向は「(年間の配当総額+自己株式の取得額)÷当期純利益」とする。この企業の配当性向と総還元性向の組合せとして、最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 2. 配当性向30%、総還元性向50%
「配当性向30%、総還元性向50%」が適切です。配当性向は、当期純利益のうち配当として株主に配る割合です。
この問題では年間の配当総額を基準日で数えるので、当期中の日を基準日とする当期の中間配当と、当期末を基準日とする当期の期末配当を入れます。支払いが翌期でも当期の配当です。
前期の期末配当は、当期中に支払っても基準日は前期末なので入れません。総還元性向は、これに自社株買い(自己株式の取得)の額を足して当期純利益で割った割合で、株主優待の費用は配当でも自社株買いでもないので入れません。
配当総額は120+180=300万円で、配当性向=300÷1,000=30%、総還元性向=(300+200)÷1,000=50%です。「配当性向30%、総還元性向55%」は、株主優待の費用50万円も総還元に足した値です。
「配当性向27%、総還元性向47%」は、基準日でなく当期中に支払った額で数え、中間配当120万円と前期の期末配当150万円の270万円を配当総額とした値です。「配当性向27%、総還元性向52%」は、支払った額で数えたうえ、株主優待の費用も足した値です。
年間の配当総額は、問題文の定義どおり基準日で当期に属する配当を数え(支払った時期ではない)、株主優待は総還元に入れないことを押さえましょう。
関連キーワード: 配当性向・総還元性向・自社株買い・株主優待
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