中小企業診断士 第1次試験 投資の評価と資金調達 練習問題 第11問: 企業の資金調達は、自己資本か他人資本か、内部金融か外部金融か、直接金融か間接金融か、という三つの観点で分けられる。資金調達の分類に関する記述として、最も適切なも
企業の資金調達は、自己資本か他人資本か、内部金融か外部金融か、直接金融か間接金融か、という三つの観点で分けられる。資金調達の分類に関する記述として、最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 3. 減価償却費に見合って手元に残る資金は、企業が自ら生み出すため、内部金融に当たる
「減価償却費に見合って手元に残る資金は…内部金融に当たる」が適切です。減価償却費は利益から差し引かれる費用ですが、その期に現金は出ていきません。
例えば、税を考えずに現金の売上1,000万円、現金の費用700万円、減価償却費100万円とすると、利益は200万円ですが、手元に残る現金は1,000−700=300万円で、利益200万円+減価償却費100万円です。この資金は企業が営業活動で自ら生み出したものなので内部金融(自己金融)に当たります。
財務省の法人企業統計の説明も、内部留保に減価償却費を加えた額を、企業が自ら調達した資金として内部金融としています。「社債の発行は…間接金融」は誤りです。
証券会社の引受けは投資家へ売るための一時的なもので、社債を買って資金を出し持ち続けるのは投資家なので直接金融です。間接金融は銀行などの金融機関からの借入れです。
「新株の発行による払込み…内部金融」も誤りで、資金は社外の株主から新たに払い込まれるので外部金融(自己資本)です。「企業間信用は…自己資本」も誤りです。
買掛金や支払手形は財務諸表等規則で流動負債とされ、いずれ支払う負債=他人資本です。負債は借入金や社債に限りません。
内部と外部は資金の出どころ、直接と間接は投資家が株式や社債を直接買うか金融機関を介するか、自己と他人は返す必要の有無で分けることを押さえましょう。
関連キーワード: 内部金融・自己金融・直接金融・企業間信用
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