中小企業診断士 第1次試験 投資の評価と資金調達 練習問題 第3問: ある企業が新しい設備を導入すると、毎年の売上高(すべて現金で回収)が600万円増え、現金で支払う営業費用が300万円増える。設備の減価償却費は毎年100万円であ
ある企業が新しい設備を導入すると、毎年の売上高(すべて現金で回収)が600万円増え、現金で支払う営業費用が300万円増える。設備の減価償却費は毎年100万円である。設備の購入資金は全額を借入れでまかない、その支払利息は毎年40万円である。法人税等の税率は30%で、企業全体は黒字のため、利益の増減はその年の税額にそのまま反映されるものとする。この投資案を資本コストで割り引いて評価するときに用いる、毎年の税引後のキャッシュフローの増加額として、最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 1. 240万円
「240万円」が適切です。資本コストで割り引く投資の評価では、資金の調達にかかる費用は割引率の側で考えるので、キャッシュフローから支払利息を引きません。
営業利益の増加は600−300−100=200万円、税額は200×0.3=60万円で、税引後の営業利益は140万円です。税引後キャッシュフローは、これに現金の支出を伴わない減価償却費100万円を足し戻して140+100=240万円です。
「212万円」は、支払利息40万円を引いた利益160万円から税を引いた112万円に、減価償却費を足した値で、調達の費用を割引率と二重に数えています。「200万円」は、240万円から支払利息40万円をそのまま引いた値です。
「270万円」は、240万円に減価償却費による節税額100×0.3=30万円をさらに足した値で、節税の効果は税額60万円の計算にすでに入っています。投資のキャッシュフローは利息を引く前の額で見積もり、減価償却費は足し戻すことを押さえましょう。
関連キーワード: 税引後キャッシュフロー・減価償却費・支払利息・資本コスト
2026年度版 みんなが欲しかった! 中小企業診断士の教科書 (下) 経済学・経済政策、経営情報システム、経営法務、中小企業経営・中小企業政策
Amazon でテキストを見る模試 (25問)
この問題が解けたら、本試験はどうですか?本番形式で、ほかの科目もまとめて確かめる
本番形式の模擬試験で実力チェックPremium (月980円)Premium (ご利用中)制限時間 1時間