中小企業診断士 第1次試験 証券投資・企業価値・デリバティブ 練習問題 第8問: ある会社の来期以降の営業利益は毎年200百万円、法人税等の税率は30%、減価償却費は毎年50百万円、設備投資は毎年70百万円、運転資本の増加は毎年20百万円で、
ある会社の来期以降の営業利益は毎年200百万円、法人税等の税率は30%、減価償却費は毎年50百万円、設備投資は毎年70百万円、運転資本の増加は毎年20百万円で、いずれも永久に一定と見込まれる。加重平均資本コストは8%、有利子負債の時価は450百万円で、事業に使っていない資産はない。割引キャッシュフロー法による株主価値として、最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 3. 800百万円
800百万円が適切です。まずフリー・キャッシュフロー(FCF)=営業利益×(1−税率)+減価償却費−設備投資−運転資本の増加を求めます。
税引後営業利益は200×(1−0.3)=140、FCF=140+50−70−20=100百万円です。FCFが永久に一定なので、事業価値=FCF÷加重平均資本コスト=100÷0.08=1,250百万円です。
株主価値は事業価値から有利子負債を差し引いて1,250−450=800百万円になります。「1,250百万円」は、有利子負債を差し引かず事業価値のままとした値です。
「1,300百万円」は、運転資本の増加を引かずに足してFCFを140+50−70+20=140とし、140÷0.08=1,750から450を引いた値です。「175百万円」は、現金の支出を伴わない減価償却費を足し戻さずFCFを140−70−20=50とし、50÷0.08=625から450を引いた値です。
運転資本の増加はお金が事業に寝る分なので差し引き、減価償却費は利益の計算で引いた非資金の費用なので足し戻す、という向きを押さえましょう。
関連キーワード: 割引キャッシュフロー法・フリー・キャッシュフロー・株主価値・加重平均資本コスト
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