中小企業診断士 第1次試験 証券投資・企業価値・デリバティブ 練習問題 第7問: 株価が600円の会社について、1株当たりの数値は、当期純利益が40円、キャッシュフロー(当期純利益+減価償却費)が60円、純資産が750円、総資産が1,250円
株価が600円の会社について、1株当たりの数値は、当期純利益が40円、キャッシュフロー(当期純利益+減価償却費)が60円、純資産が750円、総資産が1,250円である。この会社のPERとPBRの組合せとして、最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 4. PER 15倍、PBR 0.8倍
「PER 15倍、PBR 0.8倍」が適切です。PER(株価収益率)は株価÷1株当たり当期純利益、PBR(株価純資産倍率)は株価÷1株当たり純資産で求めます。
数を入れると、PER=600円÷40円=15倍、PBR=600円÷750円=0.8倍です。PBRが1倍を下回るのは、株価が帳簿上の1株当たり純資産より低い状態を示します。
「PER 10倍」は、分母に1株当たり当期純利益でなく1株当たりキャッシュフロー60円を使った600円÷60円の値で、これは株価キャッシュフロー倍率(PCFR)にあたります。「PBR 0.48倍」は、分母に1株当たり純資産でなく1株当たり総資産1,250円を使った600円÷1,250円の値です。
総資産には負債で賄われた部分も含まれるので、株主に帰属する純資産の代わりにはなりません。「PER 10倍、PBR 0.8倍」はPERだけを、「PER 15倍、PBR 0.48倍」はPBRだけを、「PER 10倍、PBR 0.48倍」は両方を取り違えた組合せです。
どの株価指標も分子は株価で、分母に1株当たりの利益・純資産・キャッシュフローのどれを置くかで指標が変わる、と整理しておくと取り違えを防げます。
関連キーワード: PER・PBR・PCFR・株価指標
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