中小企業診断士 第1次試験 簿記・財務諸表・税務会計 練習問題 第15問: C社(決算日は毎年3月31日)は、2025年10月1日に額面総額1,000万円の社債を、額面100円につき97円(払込金額970万円)で発行した。償還期限は20
C社(決算日は毎年3月31日)は、2025年10月1日に額面総額1,000万円の社債を、額面100円につき97円(払込金額970万円)で発行した。償還期限は2030年9月30日(5年)、利率は年1%で、利息は毎年9月30日に1年分を支払う。額面と払込金額の差額には、償却原価法(定額法)を適用する。2026年3月31日に終わる事業年度の社債利息の額と、同日の社債の貸借対照表価額の組合せとして、最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 4. 社債利息8万円、貸借対照表価額973万円
「社債利息8万円、貸借対照表価額973万円」が適切です。会社計算規則は、払込みを受けた金額が債務額と異なる社債に、事業年度の末日の適正な価格を付すことを認めており(第6条第2項第2号)、償却原価法(定額法)はその差額を発行から償還までの期間にわたって均等に配分する方法です。
当期は2025年10月1日から2026年3月31日までの6か月です。①差額=1,000−970=30万円。
②当期の償却額=30×6÷60か月=3万円で、(借)社債利息3/(貸)社債3を計上します。③利払日はまだですが、6か月分の利息1,000×1%×6÷12=5万円は当期の費用で、(借)社債利息5/(貸)未払費用5と見越して計上します。
④社債利息=3+5=8万円、社債の価額=970+3=973万円です。未払費用は社債とは別の流動負債です(財務諸表等規則第48条)。
「社債利息3万円」は、支払日前の経過利息5を計上し漏れた値です。「社債利息11万円、貸借対照表価額976万円」は、利息の見越しは正しいものの、差額の償却を1年分の6で計上した値です。
「社債利息16万円」は、利息も償却額も1年分(10+6)で計上した値です。期の途中で発行した社債は、利息も償却額も経過した月数で按分すると押さえましょう。
関連キーワード: 社債・償却原価法・定額法・社債利息・未払費用
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