中小企業診断士 第1次試験 簿記・財務諸表・税務会計 練習問題 第9問: A社の当期の売上高は3,000万円で、このうち600万円は現金売上、残りは掛売上である。売掛金の残高は期首400万円、期末500万円、受取手形の残高は期首200
A社の当期の売上高は3,000万円で、このうち600万円は現金売上、残りは掛売上である。売掛金の残高は期首400万円、期末500万円、受取手形の残高は期首200万円、期末150万円であった。受取手形はすべて売掛金の回収として受け取ったもので、期日に現金で決済され、割引や裏書はない。当期に貸倒れはなく、前受金はない。このほか、預金の利息20万円を現金で受け取った。直接法によるキャッシュ・フロー計算書で、営業活動によるキャッシュ・フローの区分に示す「営業収入」の額として、最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 1. 2,950万円
「2,950万円」が適切です。直接法は、営業収入や商品の仕入れによる支出などを、主な取引ごとに総額で示す方法です(財務諸表等規則第113条第1号)。
営業収入は売上の代金として当期に受け取った現金の額で、売掛金と受取手形をあわせた売上債権の増減で売上高を調整します。①売上債権の期首残高=400+200=600万円、期末残高=500+150=650万円で、50万円増えました。
②営業収入=売上高3,000−売上債権の増加50=2,950万円。預金の利息20万円は売上の代金ではなく、「利息及び配当金の受取額」として営業収入とは別に記載します(同規則第117条)。
「2,900万円」は、受取手形の減少50を入れず、売掛金の増加100だけを引いた値です。「2,970万円」は、受取利息20を営業収入に含めた値です。
「2,920万円」は、受取手形の減少を入れず、受取利息を含めた値です。直接法の営業収入は、売上高から売掛金と受取手形をあわせた売上債権の増加を引いて求め、受取利息は別の行に示すと押さえましょう。
根拠・参照資料: 財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則第113条・第117条
関連キーワード: キャッシュ・フロー計算書・直接法・営業収入・売上債権・受取手形
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