中小企業診断士 第1次試験 簿記・財務諸表・税務会計 練習問題 第8問: キャッシュ・フロー計算書の区分と表示に関する記述として、最も適切なものはどれか。
キャッシュ・フロー計算書の区分と表示に関する記述として、最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 2. 間接法では、有形固定資産の売却益を税引前当期純利益から減算し、売却収入は投資活動に記載する。
有形固定資産の売却についての記述が適切です。間接法(税引前当期純利益から出発して営業活動の資金の増減を求める方法)では、損益計算書の収益・費用のうち投資活動や財務活動の区分に入る項目を加減します(財務諸表等規則第113条第2号ハ)。
売却益は利益を押し上げていますが、売却による収入は投資活動の区分に総額で記載するので(第114条)、営業活動の区分では売却益を減算して二重に数えないようにします。利息と配当金の置き場所は第117条の2つの方法から選びます。
第1号は利息・配当金の受取額と利息の支払額を営業活動に、配当金の支払額を財務活動に置き、第2号は受取額を投資活動に、利息と配当金の支払額を財務活動に置きます。そのため、受取配当金を営業活動に置く方法でも配当金の支払額は財務活動で、営業活動に置く記述は誤りです。
利息の支払額も第2号では財務活動に入るので、どちらの方法でも営業活動とする記述は誤りです。短期借入金の増加は借入れによる収入として財務活動の区分に記載し(第115条)、営業活動で生じた資産・負債の増減(第113条第2号ロ)には入らないので、小計より前で加算する記述も誤りです。
間接法では、固定資産の売却益は営業活動の区分で利益から引き、売却による収入は投資活動の区分に総額で記載します。
根拠・参照資料: 財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則第113条
関連キーワード: キャッシュ・フロー計算書・間接法・投資活動によるキャッシュ・フロー・財務活動によるキャッシュ・フロー
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