中小企業診断士 第1次試験 簿記・財務諸表・税務会計 練習問題 第4問: D社(決算日は3月31日)は、前期末(2025年3月31日)の貸借対照表に、前期に支払った火災保険料のうち2025年4月〜7月の4か月分600千円を前払費用とし
D社(決算日は3月31日)は、前期末(2025年3月31日)の貸借対照表に、前期に支払った火災保険料のうち2025年4月〜7月の4か月分600千円を前払費用として計上していた。当期は、2025年8月1日に同日から1年分の火災保険料2,400千円を現金で支払い、全額を保険料として費用に計上した。2026年3月31日の決算整理後の、当期の損益計算書の保険料と貸借対照表の前払費用の組合せとして、最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 2. 保険料2,200千円、前払費用800千円
保険料2,200千円、前払費用800千円の組合せです。前払費用は、支払った保険料のうち決算日の翌日以降の期間に当たる分で、1年以内に費用となるものは流動資産です(財務諸表等規則第16条)。
①前期末の前払費用600千円は2025年4月〜7月、つまり当期の保険料なので、当期首に保険料へ振り戻します(再振替仕訳:借方 保険料600/貸方 前払費用600)。②当期に支払った分の1か月当たり=2,400÷12=200千円。
当期に属するのは2025年8月から2026年3月までの8か月(1,600千円)、翌期に属するのは2026年4月から7月までの4か月で、決算整理で前払費用=200×4=800千円を保険料から資産へ移します。③保険料=600+2,400−800=2,200千円、前払費用=800千円。
「保険料1,600千円、前払費用1,400千円」は、前期からの600千円を振り戻さず前払費用に残した値です(2,400−800、600+800)。「保険料2,000千円、前払費用1,000千円」は、当期の月数を「3月と8月の差」から7か月と数えた値です(600+200×7、200×5)。
「保険料3,000千円、前払費用0円」は、決算整理をせず600千円と2,400千円をそのまま費用にした値です。前期から繰り越した前払費用は当期首に費用へ戻し、当期に支払った分のうち翌期以降の期間に当たる分だけを前払費用として資産に残します。
関連キーワード: 前払費用・経過勘定・再振替仕訳・決算整理・月割計算
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