中小企業診断士 第1次試験 情報システム戦略とデータ活用 練習問題 第2問: ある中小企業は、システム投資の2つの案を比べている。案Aは投資額800万円で、導入後の利益の増加が毎年200万円(売上の増加は毎年1,000万円)、案Bは投資額
ある中小企業は、システム投資の2つの案を比べている。案Aは投資額800万円で、導入後の利益の増加が毎年200万円(売上の増加は毎年1,000万円)、案Bは投資額500万円で、導入後の利益の増加が毎年100万円である。ROI=年あたりの利益の増加額÷投資額×100(%)、単純回収期間=投資額÷年あたりの利益の増加額と定義するとき、記述として最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 5. 案AはROIが25%、単純回収期間が4年で、ROIと回収期間のどちらで見ても案Bより有利である。
「案AはROIが25%、単純回収期間が4年で、…案Bより有利である」が適切です。問題文の定義どおりに計算すると、案AのROI=200÷800×100=25%、単純回収期間=800÷200=4年、案BのROI=100÷500×100=20%、単純回収期間=500÷100=5年です。
案AはROIが高く回収期間も短いので、どちらの指標で見ても有利です。「400%・500%」は投資額を利益の増加額で割った、式を逆にした値です(800÷200×100、500÷100×100)。
「125%」は利益ではなく売上の増加額1,000万円を投資額800万円で割った値で、定義と分子が違います。「0.2年・0.25年」は回収期間の式を逆にして、利益の増加額を投資額で割った値です。
「投資額が小さいので回収期間は短くなる」は投資額だけで判断した誤りで、案Bは利益の増加も小さいため回収に5年かかり、案Aの4年より長くなります。ROIは利益の増加÷投資額、単純回収期間は投資額÷利益の増加で、投資額の小さい案が回収で有利とは限らない。
関連キーワード: ROI・投資利益率・回収期間・IT投資
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