二級ボイラー技士 ボイラーの取扱い 練習問題 第50問: ボイラーの酸洗浄に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
ボイラーの酸洗浄に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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正解: 1. 酸洗浄には塩酸が最も多く用いられ、金属の腐食を抑制するためにインヒビタ(腐食抑制剤)を添加して行う
酸洗浄は薬液(酸)を用いて伝熱面に付着したスケールを溶解除去する化学洗浄であり、薬品としては塩酸が最も多く用いられます。酸はスケールだけでなくボイラーの鋼材そのものも腐食させるため、金属の腐食を抑制するインヒビタ(腐食抑制剤)を添加して洗浄を行います(選択肢1が正しい)。シリカ分の多い硬質スケールは酸に溶けにくいため、所要の薬液による前処理を行ってスケールを膨潤させてから酸洗浄を行うのが正しく、「前処理を行わずにそのまま酸洗浄するのが最も効果的」は誤りです(選択肢2は誤り)。酸洗浄はスケールを除去するための一時的な洗浄作業であり、運転中のボイラー水はむしろ弱アルカリ性に管理するものです。「運転中のボイラー水を常時酸性に保つことが目的」は誤りです(選択肢3は誤り)。酸洗浄中は酸と鉄の反応によって可燃性の水素ガスが発生するため、ボイラー周辺での火気の使用は厳禁であり、「不燃性であるため火気を使用しても危険はない」は誤りです(選択肢4は誤り)。酸洗浄の後は水洗を行って酸を排出し、中和防錆処理を行ってから運転に戻すのが正しい工程であり、「水洗や中和防錆処理を行わずに直ちに運転を再開してよい」は誤りです(選択肢5は誤り)。
関連キーワード: 酸洗浄・塩酸・インヒビタ・水素ガス発生・火気厳禁
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