二級ボイラー技士 ボイラーの構造 練習問題 第64問: 飽和蒸気に対する過熱蒸気の性質・使用上の特徴に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
飽和蒸気に対する過熱蒸気の性質・使用上の特徴に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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正解: 5. 過熱蒸気は同じ圧力の飽和蒸気に比べ熱落差が大きく蒸気原動機(タービン)の効率を高められるが、高温のため装置材料の強度低下や酸化・高温腐食に注意を要する
過熱蒸気は飽和蒸気をさらに加熱して飽和温度より高い温度とした蒸気で、同じ圧力の飽和蒸気に比べて利用できる熱落差(エンタルピ差)が大きく、蒸気タービンなどの原動機の効率を高められる。また放熱に対して温度に余裕があるため配管途中でドレン(凝縮水)を生じにくい利点がある。一方で高温になるため装置材料の強度が低下し、酸化・高温腐食のおそれがあるなど取扱い上の注意を要する(選択肢5が正しい)。「過熱蒸気は飽和蒸気に比べ配管途中でドレンを生じやすい」は誤りで、過熱蒸気は飽和温度より高温で余裕があるためドレンはむしろ生じにくい(選択肢1は誤り)。「過熱蒸気の状態は圧力だけで定まり温度を測定しなくても圧力から温度が一意に決まる」は誤りで、圧力だけで温度が決まるのは飽和蒸気であり、過熱蒸気は同じ圧力でも過熱度によって温度が変わるため圧力と温度の両方が必要である(選択肢2は誤り)。「過熱蒸気を用いると伝熱面の温度が下がり材料に有利」は誤りで、過熱蒸気は高温であり伝熱面の温度も高くなるため材料には厳しい条件となる(選択肢3は誤り)。「過熱蒸気は飽和蒸気より低温でありタービンに適さない」は誤りで、過熱蒸気は飽和蒸気より高温であり、むしろタービン用蒸気として適している(選択肢4は誤り)。
関連キーワード: 過熱蒸気・飽和蒸気・熱落差・高温腐食・蒸気タービン
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