二級ボイラー技士 ボイラーの構造 練習問題 第60問: 蒸気が保有する熱量(比エンタルピ)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
蒸気が保有する熱量(比エンタルピ)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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正解: 3. 乾き飽和蒸気の全熱(比エンタルピ)は、飽和水の顕熱(飽和水の比エンタルピ)と蒸発潜熱との和で表される
ボイラーで扱う蒸気の比エンタルピ(全熱)は、基準とする0℃の水がもつ熱量を0として、そこからどれだけ熱を得たかで表す。乾き飽和蒸気の全熱は、0℃の水を飽和温度まで温めるのに要した熱量(飽和水の顕熱=飽和水の比エンタルピ)と、その飽和水を同じ温度のまま乾き飽和蒸気に変えるのに要した熱量(蒸発潜熱)との和で表される(選択肢3が正しい)。「乾き飽和蒸気の全熱は蒸発潜熱のみで表され飽和水の顕熱は含まれない」は誤りで、飽和水まで温める顕熱の分が必ず含まれる(選択肢1は誤り)。「標準的な蒸気表では0℃の氷を基準として各値が定められている」は誤りで、基準は0℃の氷ではなく0℃の水である(選択肢2は誤り)。「過熱蒸気の全熱は同じ圧力の乾き飽和蒸気の全熱よりも小さい」は誤りで、過熱蒸気は乾き飽和蒸気をさらに加熱したものであり、その分の熱量が加わるため全熱は大きくなる(選択肢4は誤り)。「飽和水の比エンタルピ(顕熱)は0℃の水を飽和温度まで加熱するのに要する熱量とは無関係である」は誤りで、飽和水の顕熱はまさに0℃の水を飽和温度まで加熱するのに要した熱量そのものである(選択肢5は誤り)。
関連キーワード: 比エンタルピ・全熱・顕熱・蒸発潜熱・乾き飽和蒸気
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