令和8年度の宅建試験(宅地建物取引士資格試験)は 2026年10月18日(日) に終わりました。合格発表は 2026年11月25日(水)9:30 です。試験を行う一般財団法人不動産適正取引推進機構(以下、機構)のホームページに、合格者受験番号・合否判定基準・試験問題の正解番号が掲載されます。
この記事では、機構の試験のページ・FAQ・令和8年度の試験案内(2026年10月20日に確認)をもとに、発表の日に何が公開されるか、令和8年度から始まるマイページでの得点の閲覧、合格証書がどう届くか、過去10年の合格基準点、そして合格の後に要る登録と宅建士証の手続きを順に整理します。
令和8年度の合格発表の日程
| 日付 | 何があるか |
|---|---|
| 2026年10月18日(日)13:00〜15:00 | 本試験(50問・2時間。登録講習修了者は13:10〜15:00で45問) |
| 2026年11月25日(水)9:30 | 機構のホームページに 合格者受験番号・合否判定基準・試験問題の正解番号 を掲載 |
| 2026年11月25日(水) | 合格者にだけ 合格証書等を簡易書留で発送(当日に届くとは限らない) |
| 2026年11月26日(木)〜2027年3月31日(水)(予定) | インターネットで申し込んだ人は、マイページで 自分の得点と解答内容 を見られる |
合格発表の日は、機構のFAQで「試験日の26日(土日祝日を除く。)後の日」と決められています。10月18日から土日と祝日(11月3日の文化の日・11月23日の勤労感謝の日)を除いて26日を数えると、11月25日(水)になります。暦では試験の日から38日後です。
掲載された合格者受験番号は、パソコンやスマートフォンから見られます。令和8年度の試験案内では、掲載は令和9年度の受験申込期間の最終日の17:30までです(機構のFAQでは、翌年7月末までと案内しています)。
令和8年度の試験案内によると、合格証書等は、申込みのときに入力した現住所(修正の申請が受け付けられた場合はその住所)へ、合格発表の日に簡易書留郵便で発送されます。当日に届くとは限りません。
発表の日に見る3つのもの
1. 合格者受験番号 — 合否は受験番号で発表されます。受験票の番号を手元に用意しておきます。機構のFAQは「不合格者への結果の通知は行いません」としているので、番号が載っていないことが不合格の確かめ方になります。
2. 合否判定基準 — 一般受験者は50問中何点、登録講習修了者(5問免除)は45問中何点、という形で示されます。合格の線は試験の前には分からず、発表の日に初めて確定します。
3. 試験問題の正解番号 — 50問の正解番号が載ります。機構が正解番号を出すのはこの日で、それより前に出回る解答は機構のものではありません。インターネットで申し込んだ人は、翌日から自分の得点と解答内容をマイページで確かめられる予定です(次の節)。郵送で申し込んだ人は、受験の日にメモした解答と突き合わせて自分で採点します。点数だけでなく、権利関係・宅建業法・法令上の制限・税その他のどこで落としたかも書き出しておくと、合否のどちらでも次の行動が決めやすくなります。
令和8年度から、得点と解答内容をマイページで見られる
機構は令和8年度から、インターネットで申し込んだ人 を対象に、マイページで本人の得点と解答内容を見られるサービスを始める予定です(令和8年度の試験案内 第22)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 期間 | 2026年11月26日(木)〜2027年3月31日(水)(どちらも予定) |
| 見られるもの | 得点、解答内容(各問で自分が選んだ番号の一覧)、合格証書番号(不合格の場合は記載なし)など |
| 対象外 | 郵送で申し込んだ人、令和7年度以前の受験者。欠席者は得点が記載されない |
| 問い合わせ | 得点・解答内容・合格証書番号の問い合わせには答えない |
これまでは不合格の人に結果が届かず、点数は自己採点で出すしかありませんでした。令和8年度のネット申込みの人は、マークの写し間違いも含めて、自分が何点だったか、どの問題を落としたかを確かめられます。マークシートの写しがほしい場合は、別に有料の個人情報開示請求の手続きが要ります。
合格基準点の推移(過去10年)
機構が公表している「試験実施概況」の数字です。
| 実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 合格基準点(一般受験者・50問中) | 合格基準点(登録講習修了者・45問中) |
|---|---|---|---|---|---|
| 令和7年度 | 245,462 | 45,821 | 18.7% | 33点 | 28点 |
| 令和6年度 | 241,436 | 44,992 | 18.6% | 37点 | 32点 |
| 令和5年度 | 233,276 | 40,025 | 17.2% | 36点 | 31点 |
| 令和4年度 | 226,048 | 38,525 | 17.0% | 36点 | 31点 |
| 令和3年度(12月試験) | 24,965 | 3,892 | 15.6% | 34点 | - |
| 令和3年度(10月試験) | 209,749 | 37,579 | 17.9% | 34点 | 29点 |
| 令和2年度(12月試験) | 35,261 | 4,610 | 13.1% | 36点 | 31点 |
| 令和2年度(10月試験) | 168,989 | 29,728 | 17.6% | 38点 | 33点 |
| 令和元年度 | 220,797 | 37,481 | 17.0% | 35点 | 30点 |
| 平成30年度 | 213,993 | 33,360 | 15.6% | 37点 | 32点 |
| 平成29年度 | 209,354 | 32,644 | 15.6% | 35点 | 30点 |
| 平成28年度 | 198,463 | 30,589 | 15.4% | 35点 | 30点 |
この10年の一般受験者の合格基準点は 33点から38点 の間で動いています。登録講習修了者の基準点は、欄のある回ではどれも一般受験者より5点低い点(45問中)でした(令和3年度の12月試験は登録講習修了者の欄がありません)。合格率は13.1%から18.7%の間です。
自己採点が前の年の基準点の前後なら、発表までは結果が分かりません。合格率の推移と、合格点が動く理由の読み方は「宅建士の合格率」にまとめています。
合格証書は合格者にだけ届く
機構のFAQ・令和8年度の試験案内・「宅地建物取引士資格登録等の手続について」のページによると、届くものは次のとおりです。
| 中身 | |
|---|---|
| 合格者 | 合格証書等を合格発表の日に 簡易書留郵便 で発送。「宅地建物取引士資格登録等の手続について」が同封される。不在などで機構に戻ったものを再送してもらうときは、郵送料を自分で負担する |
| 不合格者 | 結果の通知は行わない(ネット申込みの人はマイページで得点を見られる予定) |
- 合格証書は再発行されません。 なくしたときは、代わりに機構が「合格証明書」を発行しています。
- 機構のFAQによると、合格者の顔写真は各都道府県に提供され、資格登録のときに本人の照合に使われます。
- 住所や氏名の変更・修正の受付は、令和8年度はもう終わっています。マイページでの訂正は2026年10月20日まで、データ修正票は住所だけなら試験の当日に会場で提出、氏名・生年月日は10月23日必着の簡易書留でした。その後に引っ越した人は、郵便局に転居届を出しておきます(機構もそう案内しています)。
合格の後 — 登録と宅建士証
宅建試験に合格しただけでは、宅地建物取引士として重要事項の説明などの事務はできません。登録 と 宅地建物取引士証(宅建士証)の交付 の2段階が要ります。
| 段階 | 中身 | 根拠 |
|---|---|---|
| ① 登録 | 受験した試験地の都道府県知事 の登録を受ける。実務経験2年以上、国土交通大臣の登録を受けた「登録実務講習」の修了、国や地方公共団体などで宅地・建物の取得や処分の業務に通算2年以上、のいずれかが必要。欠格要件(第18条第1項各号)に当たらないこと | 宅地建物取引業法 第18条、機構「登録手続の流れ」 |
| ② 宅建士証の交付 | 登録をした都道府県知事に交付を申請する。原則は交付の申請前6か月以内に行われる法定講習の受講が必要。ただし 試験に合格した日から1年以内 に交付を受けようとする人は受講が不要。有効期間は5年 | 宅地建物取引業法 第22条の2 |
実務経験が2年に満たない人は、登録実務講習を受けます。講習の中身と申込みの時期は「宅建士 合格後の手続き」にまとめています。機構は、実務経験や講習修了の有効期限は都道府県によって異なる場合があるので、試験に合格した都道府県の主管課に問い合わせるよう案内しています。
広島県の案内によると、登録の申請に期限はなく、要件を満たせばいつでも申請できます。ただし法定講習を受けずに宅建士証の交付を受けたいなら、合格から1年以内に登録を終え、宅建士証の交付を申請する必要があります。広島県は、期限の1か月前ごろより後に登録を申請すると、手続きの間に期限を過ぎるおそれがあると注意しています。
なお、宅地建物取引業法には合格に期限を設ける規定がありません。不正の手段で試験を受けた(受けようとした)人の合格は、取り消されることがあります(第17条)。
不合格だったら — 次は令和9年度
宅建試験は年1回です。令和9年度(2027年度)の日程はまだ公表されていません。令和8年度はインターネットの申込みが7月1日から7月31日まででした(宅建士の申込日程)。
まずは正解番号で自己採点し、分野ごとの失点と、合格基準点との差を書き出します。宅建業に従事している人は、登録講習を修了すると、修了試験に合格した日から3年以内に行われる試験で5問が免除されます(「宅建の5問免除」)。
ぴよパスでは、宅建士のオリジナル予想問題を、権利関係・宅建業法・法令上の制限・税・その他の4分野に分けて、登録不要・無料で公開しています。全問に解説が付いています。自己採点で落とした分野から解き直せます。4分野をまとめて時間を計って解く模擬試験は Premium(月980円)の機能です。本試験の合否を判定するものではありません。
まとめ
- 令和8年度の合格発表は2026年11月25日(水)9:30。機構のホームページに合格者受験番号・合否判定基準・正解番号が載る。
- 発表の日は試験日から26日(土日祝日を除く)後の日。掲載は令和9年度の申込期間の最終日まで。
- 合格証書は合格者にだけ、発表の日に簡易書留で発送。不合格の通知はない。
- 令和8年度からネット申込みの人は、11月26日〜3月31日(予定)にマイページで得点と解答内容を見られる。郵送申込みの人は正解番号で自己採点する。
- 過去10年の合格基準点は33〜38点。登録講習修了者は5点低い。
- 働くには登録と宅建士証の交付が要る。合格から1年以内に宅建士証の交付を受けようとする人は法定講習が不要。
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出典
- 一般財団法人不動産適正取引推進機構「宅建試験」(令和8年度の合格発表日時と掲載内容・住所氏名の変更): https://www.retio.or.jp/exam/
- 一般財団法人不動産適正取引推進機構「宅建試験のスケジュール」(令和8年度の試験日・合格発表日): https://www.retio.or.jp/exam/schedule/
- 一般財団法人不動産適正取引推進機構「令和8年度 インターネット申込 試験案内」(PDF。第13 申込内容の訂正・第16 データ修正票・第21 合格発表・合格証書の送付・第22 得点及び解答内容の閲覧・第23 転居届): https://www.retio.or.jp/wp-content/uploads/2026/05/R8インターネット申込試験案内.pdf
- 一般財団法人不動産適正取引推進機構「宅建試験のFAQ」(Q5-1 合格発表の日の決め方・掲載期間・合格証書の送付・不合格者への通知、Q2-8 顔写真の提供): https://www.retio.or.jp/exam/faq/
- 一般財団法人不動産適正取引推進機構「試験実施概況(令和7年度以前10年間)」(PDF): https://www.retio.or.jp/wp-content/uploads/2025/12/10years_result2025.pdf
- 一般財団法人不動産適正取引推進機構「宅地建物取引士資格登録等の手続について」(同封書類・登録先・登録の要件): https://www.retio.or.jp/exam/entry_flow/ ・「宅建試験合格証書を紛失した場合」: https://www.retio.or.jp/exam/exam02/
- 広島県「令和7年度宅地建物取引士資格試験の合格発表」(登録の申請の期限と法定講習の免除): https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/107/r2takkensiken.html
- 宅地建物取引業法 第16条・第17条・第18条・第22条の2(2026年4月1日施行の版。e-Gov法令検索)
2026年10月20日に不動産適正取引推進機構と広島県のページで確かめました。
※ ぴよパスは不動産適正取引推進機構とは関係のない学習サイトです。試験名は試験を特定するために使っています。







