試験当日に決まっていること — 消防試験研究センターの案内から
消防設備士甲種4類の試験は一般財団法人 消防試験研究センターが実施しており、持ち物・会場で使えないもの・集合・退室・結果の見方はセンターの案内で決まっています。甲種4類は筆記45問に加えて実技(鑑別5問・製図2問)があり、試験時間は3時間15分と長いので、当日の配分を先に決めておくことが乙種以上に重要です。
| 項目 | センターの案内 |
|---|---|
| 必ず持参するもの | 写真を貼付した受験票、鉛筆またはシャープペンシル(HBまたはB)、消しゴム |
| 受験できない場合 | 受験票がない、受験票に写真を貼っていない、本人と確認できない写真を貼っている |
| 会場で使えないもの | テンプレート等の定規類、電卓、スマートフォン、携帯電話、スマートウォッチその他の機器 |
| 試験時間 | 甲種(特類以外)3時間15分。一部免除がある人は免除される問題数に応じて短縮 |
| 出題 | 筆記45問(四肢択一・マークカード)と実技7問(写真・イラスト・図面等による記述式) |
| 合格基準 | 筆記は各科目40%以上かつ全体の60%以上、かつ実技で60%以上 |
| 途中退室 | 試験開始から35分間は不可。以降は試験官の指示により可 |
| 合格発表 | 発表予定日の正午からホームページに受験番号を掲示。正式には公示と試験結果通知書 |
消防設備士甲4 練習問題 → / 消防設備士甲4 模擬試験 (Premium) →
持ち物 — 必ず持参する3点と、製図でも使えないもの
必ず持参する3点
| 持ち物 | 備考 |
|---|---|
| 写真を貼付した受験票 | 受験票そのものが入場の条件。写真(縦4.5cm×横3.5cm、6か月以内、正面・無帽・無背景の上三分身またはパスポート規格)を写真専用紙にプリントしてのり付けする。セロハンテープは不可。裏面に氏名・年齢・撮影年月日を書く |
| 鉛筆またはシャープペンシル(HBまたはB) | 筆記のマークカードにも実技の記述にも使う。予備を含めて2〜3本 |
| 消しゴム | 製図の描き直しで広く消すことがあるので、よく消えるものを |
センターは、本人確認のため身分証明書(運転免許証など)の提示をお願いすることがあると受験票の注意事項に書いています。顔写真付きの書類を受験票と一緒に入れておいてください。ただし入場の条件は「写真を貼った受験票」で、身分証明書の有無ではありません。
定規類と電卓は使えない — 製図はフリーハンドで描く
センターは、試験会場ではテンプレート等の定規類、電卓、スマートフォン、携帯電話、スマートウォッチその他の機器を使用できないと案内しています。甲種4類の製図で系統図の配線や感知器の設置区画を描くときも、定規は使えません。
| 使えないもの | 甲種4類での影響 |
|---|---|
| テンプレート等の定規類 | 製図の線はフリーハンドで描く。練習のときから定規なしで描いておく |
| 電卓 | 感知器の設置個数(床面積÷感知面積、端数切り上げ)などの計算は筆算で行う |
| スマートフォン・携帯電話・スマートウォッチその他の機器 | 電源を切って鞄にしまう。時間の確認には使えない |
製図の答案は、線が多少ゆがんでも、記号・配線・個数・計算式が読み取れれば伝わります。定規で整えることより、製図対策の記事で扱っている感知器の種別・設置基準・配線本数を確実に書けるようにしておくほうが得点につながります。
あると便利なもの
| 持ち物 | 理由 |
|---|---|
| 通信機能のない腕時計 | 3時間15分の中で製図に残す時間を管理する。試験室に時計がない会場もある。使用の可否は当日の係員の指示に従う |
| 上着 | 長時間の試験なので、空調に合わせて調整できる服装に |
| 飲み物 | 試験前の待ち時間用。試験中の扱いは係員の指示に従う |
| 交通系ICカード・現金 | 会場への往復は公共交通機関で |
受験票と当日の流れ
受験票の届き方
| 申請方法 | 受験票 | 届かないとき |
|---|---|---|
| 書面申請 | 試験日のおおむね1週間前までに、願書を出した支部から郵送される | 願書を提出した支部に照会する |
| 電子申請 | 試験日のおおむね10日前までに「受験票ダウンロード可能メール」が届き、自分でA4の普通紙(厚紙不可)に印刷する。センターからは郵送されない | 電子申請トップの「受験票/受検票の印刷」から自分で印刷する |
電子申請の受験票は拡大・縮小せずに印刷し、氏名を記入して、当日持参するまでに山折りしてのり付けします。写真を貼った受験票は当日回収され、切り離した受験票(控)は結果の確認や次回の受験で受験資格・科目免除の証明に使うことがあるので保管します。
集合から試験開始まで
- 集合時刻と会場は受験票に書かれています。試験開始時刻は会場や試験回で違うので、分からなければ受験した支部(東京都は中央試験センター)に問い合わせます。試験会場への電話問い合わせはできません。
- 会場への往復は公共交通機関を使い、会場付近での路上駐車はしないようセンターが案内しています。大学や公共施設が会場になることが多く、建物に着いてから試験室までの移動にも時間がかかるので、集合時刻の30分前を目安に着いておくと余裕があります。
- 台風などで会場や日程が変わる場合は、センターのホームページに緊急情報として掲示されます。特別警報などに対応して延期する場合の緊急情報は、試験開始時刻の2時間前までに掲示すると受験票に書かれています。
- 入室後は係員の注意事項の説明を聞きます。机の上に出すものは係員の説明に従い(受験票と筆記用具が基本)、スマートフォンは電源を切って鞄にしまいます。不正行為や係員の指示に従わない場合は退場を命じられ、失格になります。
3時間15分の配分 — 筆記45問と実技7問を1つの試験時間で解く
センターの案内では、甲種(特類以外)の試験時間は3時間15分の1つの枠で、筆記と実技を分けた時間割は示されていません。筆記を解き終えた時点で製図に必要な時間が残るように、開始時に配分を決めておきます。
| 区分 | 問題数 | 配分の目安 |
|---|---|---|
| 消防関係法令(共通8・類別7) | 15問 | 25〜30分 |
| 基礎的知識(電気) | 10問 | 15〜20分 |
| 消防用設備等の構造・機能・工事・整備(電気12・規格8) | 20問 | 35〜40分 |
| 鑑別等 | 5問 | 20〜25分 |
| 製図 | 2問 | 60分 |
| 見直し | ― | 残り時間 |
配分の目安はぴよパス編集部の提案で、センターの案内ではありません。合格基準は筆記が各科目40%以上かつ全体の60%以上、実技が60%以上で、筆記が合格点でも実技が60%に届かなければ不合格になります。製図2問は記述量が多いので、筆記を1時間30分前後で切り上げて実技に移るのが安全です。
筆記(マークカード)の注意
- 四肢択一。芯はHBまたはBで濃く塗り、訂正は消しゴムで完全に消す
- 5問ごとに問題番号とマーク欄の番号を照合する
- 各科目40%以上が必要なので、苦手科目でも空欄にせず全問マークする
実技(記述式)の注意
- 鑑別等は写真・イラストを見て機器の名称・用途などを書く。名称は正式名称で書き、判読できる字で書く
- 製図は平面図への感知器の記入、系統図の完成が典型。設置個数を求めるときは計算式も書いておく
- 電卓が使えないので、床面積÷感知面積の計算は筆算で。定規が使えないので線はフリーハンドで描く
- 2問のうち1問に時間を使い切らない。書ける部分(記号・配線・個数)を先に埋める
免除を受ける人は、免除される問題数に応じて試験時間が短縮されます。自分の受験票で試験時間を確認してください。
途中退室と試験後の流れ
途中退室は開始から35分後、試験官の指示で
センターのよくある質問では、途中退室は試験開始から35分間はできず、それ以降は試験官の指示により可能とされています。甲種4類は3時間15分の長丁場ですが、退室後に戻って解き直すことはできないと考え、退室前にマーク漏れ・記述の書き忘れ・解答欄のずれを確認してください。
問題と解答は公表されない
センターは試験問題および解答についての問い合わせに一切応じておらず、ホームページで公開しているのは過去に出題された問題の一部だけです。自己採点の材料は公式には用意されないので、結果は合格発表と試験結果通知書で確認します。
合格発表
| 確認方法 | 内容 |
|---|---|
| ホームページの合格者受験番号掲示 | 発表予定日の正午から掲示。受験者サービスとしての掲示で、正午はアクセスが集中して表示されないことがある |
| 支部の窓口・掲示板での公示 | 法令に基づく正式な発表 |
| 試験結果通知書 | 合否にかかわらず受験者全員に送付。合否と正答率が記載されている。発表から2〜3日後に届くよう送付される |
発表予定日は試験ごとに決まっています。センターの試験日程のページや受験した支部の案内で確認しておいてください。電話やメールでの合否照会には応じてもらえません。
免状交付申請
合格しただけでは消防設備士免状は交付されません。申請先は受験した道府県のセンター支部(東京都は中央試験センター)です。
| 必要なもの | 注意点 |
|---|---|
| 免状交付申請書および試験結果通知書 | 一体になっているので切り離さない。試験日から6か月以上たって申請する場合は新たに写真1枚(縦4.5cm×横3.5cm)が必要 |
| 既に交付を受けている危険物取扱者免状または消防設備士免状 | 持っている人のみ |
| 免状の送付用封筒 | 郵送で受け取る場合。定形封筒に郵便番号・住所・氏名を書き、460円分の切手(簡易書留郵便料金)を貼り、裏面下部に受験番号を記入 |
| 手数料2,900円(1種類につき) | 収入証紙か納付書などによる納付で、方法は都道府県で異なる。申請する支部のホームページで確認する |
前日のチェックリスト
- 受験票に写真(縦4.5cm×横3.5cm、裏面に氏名・年齢・撮影年月日)をのり付けした。電子申請の人はA4普通紙に印刷し、氏名を記入した
- 鉛筆またはシャープペンシル(HBまたはB)を2〜3本と消しゴムをまとめた
- 身分証明書(運転免許証など)を受験票と一緒に入れた
- 定規と電卓は使えないと理解し、製図をフリーハンドで、計算を筆算で解く練習をした
- 受験票の集合時刻と会場を確認し、公共交通機関での経路と所要時間を調べた
- 通信機能のない腕時計を用意し、筆記を切り上げて製図に移る時刻を決めた
- 当日の朝に天候が荒れていたら、出発前にセンターのホームページの緊急情報を見ると決めた
消防設備士甲4 模擬試験 (3 時間 15 分) (Premium) →
まとめ
- 必ず持参するのは、写真を貼った受験票、HBまたはBの鉛筆かシャープペンシル、消しゴムの3点。身分証明書は提示を求められることがある
- 定規類・電卓・スマートフォン・スマートウォッチなどの機器は会場で使えない。製図はフリーハンド、計算は筆算
- 試験時間は3時間15分の1つの枠。筆記45問と実技7問(鑑別5・製図2)をこの中で配分する
- 合格基準は筆記が各科目40%以上かつ全体60%以上、実技が60%以上
- 途中退室は開始から35分後、試験官の指示で可能
- 合格発表は発表予定日の正午からホームページに掲示。正式には公示と試験結果通知書で確認し、通知書と一体の申請書で免状交付申請をする
出典
- 一般財団法人 消防試験研究センター「消防設備士試験」(試験手数料・注意事項・当日の持参物・使用できない機器)
- 同「受験案内 試験の方法」(試験の方法・試験時間・合格基準・合格発表)
- 同「受験案内 試験科目及び問題数」
- 同「受験案内」(受験票の送付・写真貼付・試験結果通知書)
- 同「受験票(書面申請用・電子申請用)説明・注意事項」PDF(受験できない場合・持参物・身分証明書の提示・緊急情報の掲示時刻・写真の貼り方)
- 同「消防設備士試験についてよくあるご質問」Q27(試験時間・途中退室)・Q32(合格基準)
- 同「消防設備士試験合格者受験番号掲示」(正午からの掲示・正式な発表・電話照会不可)
- 同「新規免状の交付」(申請先・必要書類・手数料)
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