品名7つは「燃やせる順」に並べない
第2類(可燃性固体)の品名は消防法別表第一に7つ挙がっています。
硫化りん・赤りん・硫黄・鉄粉・金属粉・マグネシウム・引火性固体
この類が他と違うのは、共通性質を覚えても解けないことです。消火法が品名で割れるため、暗記の軸は品名の並びではなく注水の可否に置くべきです。
語呂は1つだけ覚える
「てきま」に水をかけるな。硫化りんもダメ。
- て … 鉄粉
- き … 金属粉
- ま … マグネシウム
この3つ+硫化りんが注水不可。残りの赤りん・硫黄は水で消せます。引火性固体は第4類に近い扱い(泡・二酸化炭素・粉末)です。
| 品名 | 注水 | 理由 |
|---|---|---|
| 鉄粉・金属粉・マグネシウム | 不可 | 水と反応して水素を発生 |
| 硫化りん | 不可 | 水と反応して硫化水素(有毒・可燃性)を発生 |
| 赤りん | 可 | 注水で冷却 |
| 硫黄 | 可 | 水噴霧が有効 |
| 引火性固体 | — | 泡・二酸化炭素・粉末等 |
理由まで一緒に持つと、「なぜ駄目か」を問う設問にも対応できます。金属系は水素、硫化りんは硫化水素——出るガスが違う点も区別しておいてください。
共通性質は4つ
比較的低い温度で着火しやすい固体で、燃えやすく、燃焼が速い。
- 可燃性の固体(第1類・第6類の「不燃だが他を酸化させる」とは逆)
- 酸化されやすい=還元性が強い。酸化剤(第1類・第6類)との接触は危険
- 燃焼時に有毒ガスを出すものがある(硫化りん→硫化水素、硫黄→二酸化硫黄)
- 微粉状のものは粉じん爆発の危険
第5類と同じ「自分が燃える側」ですが、第5類が分子内に酸素を持つのに対し第2類は外からもらうので、第2類には窒息消火が効きます。ここが両者の決定的な違いです。全類の対比は全6類の性質・消火 早見表にまとめました。
定番のひっかけ「赤りんと黄りん」
赤りんは第2類、黄りんは第3類です。同じ「りん」でも類が違います。
赤は2類、黄は3類。
赤りんは毒性が低くマッチの側薬に使われますが、黄りんは自然発火性物質で第3類に入ります。名前が似ているだけで性質も類も別物です。
覚える順序
- 「てきま+硫化りん は水ダメ」を書けるようにする(5分)— ここが最大の投資対効果
- 出るガスを紐づける(金属系=水素、硫化りん=硫化水素)(5分)
- 共通性質4つ(5分)
- 「赤は2類、黄は3類」(2分)
- 演習で抜けを探す
演習は乙2 練習問題 102問で、免除受験なら性質・消火のカテゴリだけで範囲が揃います。本番の形式で通すなら模擬試験の科目免除モード(10問・35分)が同じ出題数・同じ制限時間です。
短期決戦の手順は乙2の一夜漬けに、他類も集めるなら乙種をまとめて受験する方法にまとめています。











