この記事では、80問の構成と使い方に加えて、101問中70問を解答する出題の構造、合格基準 (全体60%と応用能力の足切り)、受検者数と合格率を、全国建設研修センターの公式の資料から確かめてまとめます。
101問中70問を解答する
令和8年度の第一次検定は、問題Aと問題Bに分かれていました。正答肢の資料に書かれた解答の指示から、構造は次のとおりです。
| ブロック | 出題 | 解答 | 区分 |
|---|---|---|---|
| 問題A No.1〜5 | 5問 | 5問 | 必須 |
| 問題A No.6〜20 | 15問 | 12問 | 選択 |
| 問題A No.21〜54 | 34問 | 10問 | 選択 |
| 問題A No.55〜66 | 12問 | 8問 | 選択 |
| 問題B No.1〜35 | 35問 | 35問 | 必須 |
| 計 | 101問 | 70問 | 必須40問・選択30問 |
配点は1問1点です。試験時間は午前が10:00〜12:30、午後が13:45〜15:45で、電卓は使えません。全国建設研修センターは、令和6年度以降に土質工学・構造力学・水理学の分野を新たに加えると公表しています。
合格基準は70問中42問と、応用能力15問中9問
令和8年度の合格発表資料では、合格基準は次のとおりでした。
- 解答する70問のうち、42問以上 (60%以上) の正解
- かつ、施工管理法 (応用能力) の15問のうち、9問以上 (60%以上) の正解
全体の点が足りていても、応用能力で9問に届かないと合格できません。2級の第一次検定にはこの足切りが無いので、1級の大きな違いです。応用能力の15問が問題のどの番号にあたるかは公表されていません。
試験日・受検資格・受検料
| 項目 | 令和8年度 |
|---|---|
| 申込 (第一次検定のみ) | 2026年3月23日〜4月6日 (インターネットのみ) |
| 試験日 | 2026年7月5日 (日) |
| 合格発表 | 2026年8月13日 |
| 受検資格 | 試験の実施年度に満19歳以上となる者 |
| 受検手数料 | 12,000円 (非課税)・インターネット申込の事務手続手数料 250円 (税込) |
令和9年度の日程は、2026年11月時点ではまだ公表されていません。第一次検定の合格者には、国土交通省から1級土木施工管理技士補の合格証明書が交付されます (令和8年度は9月下旬以降)。
受検者数と合格率
| 年度 | 受検者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 令和8年度 | 50,012人 | 24,927人 | 49.8% |
| 令和7年度 | 47,715人 | 20,547人 | 43.1% |
数は全国建設研修センターの令和8年度の合格発表資料 (令和7年度は同じ資料の参考の行) から引きました。
80問の構成と使い方
80問は次の5つのカテゴリに分けました。問題番号と科目の公式の対応表は公表されていないので、配分はぴよパスの設定です。
- 土木工学等 (工学基礎・土工・コンクリート・基礎工) 20問: 土の密度と含水比・間隙比、単純ばりと片持ちばりの曲げモーメント、はりの曲げ応力、管路の連続の式、開水路の径深、小孔からの流出、粘土層の圧密、レディーミクストコンクリート、鉄筋のガス圧接、軟弱地盤の地盤改良、仮設工、構造物の取壊し、袋詰コンクリート
- 土木工学等 (専門土木・共通工学) 14問: PC桁、鋼橋の床版、伸縮装置、樋門・樋管、斜面対策と落石対策、コンクリートダム、排水性舗装、路上再生工、山岳トンネル (NATM)、港湾の基礎捨石工、1級基準点測量、請負代金額の変更 (公共工事標準請負契約約款)
- 法規 10問: 36協定、女性の坑内業務、計画の届出、専任の主任技術者・監理技術者とその特例、施工体制台帳 (入札契約適正化法)、道路の占用、店社安全衛生管理者、請負契約の履行
- 施工管理法 21問: 工期に関する基準、ブルドーザの作業量、損益分岐点、ネットワーク工程、型枠支保工と足場、公衆災害防止対策要綱、酸素欠乏症等防止規則、コンクリート造の工作物の解体、土止め支保工、特定元方事業者、x̄−R管理図と工程能力、出来形管理と品質管理の規格値、建設リサイクル法、マニフェスト、高所作業車
- 施工管理法 (応用能力) 15問: 土留めの掘削、ネットワーク工程とバナナ曲線、管理図の読み方、コンクリートの受入れ、足場と型枠支保工の点検、マンホール内の作業、夏季の作業、道路の作業場、マニフェストの写しが届かないとき、建設リサイクル法の対象建設工事の判断、複数の事業者のクレーンの合図、鋼管杭の偏心量、ヒストグラムからの工程の判断
問題は「適当なもの」「適当でないもの」を選ぶ形を中心にし、応用能力は現場の場面から判断する形にしています。解説では正解の根拠に加えて、誤りの肢がなぜ誤りかを条文や仕様書の値で説明しています。
本番と同じ割合の35問の演習
試験のページの演習は、本試験の解答70問・270分の半分の規模にした全35問・135分です。配分は工学基礎・土工・コンクリート・基礎工9問、専門土木・共通工学5問、法規4問、施工管理法10問、応用能力7問で、全35問中21問以上かつ応用能力7問中5問以上を目安にしています。本試験の割合にならったぴよパス独自の目安で、合否を判定するものではありません。
法令の基準日は公表されていない
全国建設研修センターの受検の手引や案内のページには、「何年何月何日に有効な法令で出題する」という文は書かれていません。ぴよパスの法規と施工管理法の問題は、2026年4月1日に有効な条文で作りました。2027年4月1日に施行される労働安全衛生法令の改正など、年度をまたいで答えが変わる条は正解の根拠にしていません。
公式の問題の公開と、ぴよパスの問題
全国建設研修センターは、検定問題と正答肢を試験の翌日から1年間、公式サイトで公表しています。ぴよパスの80問は、これらの公式の問題や市販の問題集を転載したものではありません。条文と国土交通省の公開の仕様書・基準から独自に作ったオリジナル問題なので、公式の問題と組み合わせて、論点を確かめる練習に使ってください。
まとめ
- 1級土木施工管理技士の第一次検定は、101問中70問を解答し、70問中42問以上かつ応用能力15問中9問以上の正解が合格基準でした (令和8年度)。
- 試験時間は合わせて270分で、電卓は使えません。
- 令和8年度の合格率は49.8% (受検者50,012人・合格者24,927人) でした。
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- 2級土木施工管理技士 第一次検定の練習問題 — 2級の構造と合格基準
- 1級電気工事施工管理技士 第一次検定の練習問題80問 — 同じく応用能力の足切りがある1級の第一次検定
- コンクリート技士試験 練習問題124問 — 同じ建設の現場の技術者の資格
出典
- 一般財団法人全国建設研修センター「1級土木施工管理技術検定」: https://www.jctc.jp/exam/doboku-1/ (2026年11月6日確認)
- 令和8年度 1級土木施工管理技術検定 第一次検定 受検の手引 (第一次検定のみ): https://www.jctc.jp/kentei/themes/tebiki_1d02_08.pdf (2026年11月6日確認)
- 令和8年度 1級土木施工管理技術検定 第一次検定 合格者の発表について: https://www.jctc.jp/kentei/info/datasheets20260813.pdf (2026年11月6日確認)
- 令和8年度 1級土木施工管理技術検定 第一次検定 正答肢: https://www.jctc.jp/wjctcp/wp-content/uploads/2026/07/20260706d_seitou.pdf (2026年11月6日確認)
- 令和6年度以降の土木施工管理技術検定試験問題の見直しについて: https://www.jctc.jp/kentei/info/kentei20240226_d.pdf (2026年11月6日確認)




