この記事では、80問の構成と使い方に加えて、73問中60問を解答する出題の構造、合格基準 (全体60%と応用能力の足切り)、受検者数と合格率を、全国建設研修センターの公式の資料から確かめてまとめます。
73問中60問を解答する
令和8年度の第一次検定は、問題Aと問題Bに分かれていました。正答肢の資料と合格発表から分かる構造は次のとおりです。
| ブロック | 出題 | 解答 | 区分 |
|---|---|---|---|
| 問題A No.1〜14 | 14問 | 14問 | 必須 |
| 問題A No.15〜37 | 23問 | 12問 | 選択 |
| 問題A No.38〜44 | 7問 | 7問 | 必須 |
| 問題B No.1〜9 | 9問 | 9問 | 必須 |
| 問題B No.10〜21 | 12問 | 10問 | 選択 |
| 問題B No.22〜29 (応用能力) | 8問 | 8問 | 必須 |
| 計 | 73問 | 60問 | 必須38問・選択22問 |
配点は1問1点です。試験時間は午前が10:00〜12:30、午後が13:45〜15:45で、電卓は使えません。
合格基準は60問中36問と、応用能力8問中4問
受検の手引には、合格基準が「全体の得点が60%以上 かつ 施工管理法 (応用能力) の得点が50%以上」と書かれています。令和8年度の合格発表の値は次のとおりでした。
- 解答する60問のうち、36問以上の正解
- かつ、施工管理法 (応用能力) の8問のうち、4問以上の正解
全体の点が足りていても、応用能力で4問に届かないと合格できません。1級土木の応用能力の線が60%なのに対して、1級管工事は50%です。
令和8年度の正答肢の資料では、応用能力の8問は正答が2つあります (四肢から二つ選ぶ形)。ぴよパスの画面は1つ選ぶ作りなので、応用能力の問題は、記述(1)〜(4)のうち適当でないものの組合せを選ぶ形に寄せています。
試験日・受検資格・受検料
| 項目 | 令和8年度 |
|---|---|
| 申込 | 2026年5月7日〜5月21日 |
| 試験日 | 2026年9月6日 (日) |
| 合格発表 | 2026年10月8日 |
| 受検資格 | 試験の実施年度に満19歳以上となる者 |
| 受検手数料 | 12,700円 (非課税)・インターネット申込の事務手続手数料 250円 (税込) |
令和9年度の日程は、2026年11月時点ではまだ公表されていません。受検の手引には、第一次検定の合格者は「1級管工事施工管理技士補」の国家資格を取得できると書かれています。
受検者数と合格率
| 年度 | 受検者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 令和8年度 | 27,740人 | 10,979人 | 39.6% |
| 令和7年度 | 23,826人 | 9,224人 | 38.7% |
| 令和6年度 | 23,240人 | 12,147人 | 約52.3% (計算値) |
数は全国建設研修センターの合格発表の資料から引きました。令和6年度の合格率は、受検者数と合格者数から計算した値です。
80問の構成と使い方
80問は次の5つのカテゴリに分けました。問題番号と科目の公式の対応表は公表されていないので、配分はぴよパスの設定です。
- 機械工学等 (環境・流体・電気・建築の基礎) 18問: 建築物環境衛生管理基準、ベルヌーイの定理とレイノルズ数、湿り空気と結露、三相誘導電動機とインバータ、自動制御、かぶり厚さとコンクリートの強度、鋼材の細長比
- 機械工学等 (空調・給排水衛生設備・機材・設計図書) 26問: 変風量方式と変流量の制御、吸収冷凍機とヒートポンプ、空調機と吹出口、直結加圧形ポンプと給湯の容量、弁の使い分け、屋内消火栓、粉末消火、液化石油ガス、管と耐火二層管の接合、保温、公共工事標準請負契約約款
- 施工管理法 (施工計画・工程・品質・安全・施工) 12問: 実施工程表と施工計画書、ネットワーク工程、ポンプの試験、足場と脚立、石綿の事前調査、ステンレス管、給水装置、冷媒配管と蒸気配管
- 施工管理法 (応用能力) 10問: ダクトの施工、配管の試験、排水・通気配管、保温、都市ガス配管、機器の据付け、自動制御の取付け、屋上の更新工事の墜落防止、工程の計算、官庁施設の改修工事の管理 (組合せを選ぶ形)
- 法規 14問: 建設業法 (許可・専任・監理技術者の補佐・ICT の活用・施工体制台帳・下請代金・見積期間)、労働基準法、年少者労働基準規則、労働安全衛生法令、建築基準法施行令の風道、消防法の着工届、建設リサイクル法
問題は「適当なもの」「適当でないもの」を選ぶ形を中心にし、解説では正解の根拠に加えて、誤りの肢がなぜ誤りかを条文や仕様書の値で説明しています。模試は在庫が増えてから開く予定です。
法令の基準日は公表されていない
全国建設研修センターの受検の手引や案内のページには、「何年何月何日に有効な法令で出題する」という文は書かれていません。ぴよパスの問題は、2026年4月1日・2026年11月6日・2027年4月1日に有効な版で中身が同じ条だけを正解の根拠にしました。
公式の問題の公開と、ぴよパスの問題
全国建設研修センターは、試験問題と正答肢を公式サイトで公表しています。ぴよパスの80問は、これらの公式の問題や市販の問題集を転載したものではありません。条文と国土交通省の公開の仕様書・基準から独自に作ったオリジナル問題なので、公式の問題と組み合わせて、論点を確かめる練習に使ってください。
まとめ
- 1級管工事施工管理技士の第一次検定は、73問中60問を解答し、60問中36問以上かつ応用能力8問中4問以上の正解が合格基準でした (令和8年度)。
- 試験時間は合わせて270分で、電卓は使えません。
- 令和8年度の合格率は39.6% (受検者27,740人・合格者10,979人) でした。
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出典
- 一般財団法人全国建設研修センター「1級管工事施工管理技術検定」: https://www.jctc.jp/exam/kankouji-1/ (2026年11月6日確認)
- 令和8年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 受検の手引: https://www.jctc.jp/kentei/themes/tebiki_1k02_08.pdf (2026年11月6日確認)
- 令和8年度 第一次検定の合格者の発表について: https://www.jctc.jp/kentei/info/datasheets20261008.pdf (2026年11月6日確認)
- 令和7年度 第一次検定の合格者の発表について: https://www.jctc.jp/kentei/info/datasheets20251009.pdf (2026年11月6日確認)
- 技術検定 試験問題・合格基準・成績の通知について: https://www.jctc.jp/exam/qanotification/ (2026年11月6日確認)




