ビジネス実務法務検定試験3級 企業財産の管理と法律 練習問題 第23問: Aは、Bから預かっていたB所有のカメラを、自分の物だと偽ってCに売却しようとしている。Cの即時取得(民法第192条)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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Aは、Bから預かっていたB所有のカメラを、自分の物だと偽ってCに売却しようとしている。Cの即時取得(民法第192条)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解答と解説を先に見る
正解: 4. Cが善意かつ無過失で、代金も支払い済みであっても、引渡しを受けて占有を始める前は、即時取得は成立しない
民法第192条の即時取得は、取引行為によって、平穏に、かつ、公然と動産の占有を始めた者が、善意であり、かつ、過失がないときに、即時にその動産の権利を取得する制度です。占有を始めたことが要件なので、善意無過失で代金を支払っていても、引渡しを受ける前は成立しません(4つ目が正しい)。代金の支払を終えていることは条文上の要件ではありません(1つ目は誤り)。占有物が盗品又は遺失物であるときは被害者又は遺失者が2年間回復を請求できますが(第193条)、預けた物を勝手に売られた本問のBにはこの特則は及びません(2つ目は誤り)。権利の取得は占有を始めた時と同時であり、10年の経過を要するのは取得時効(第162条第2項)です(3つ目は誤り)。
根拠・参照資料: 民法第192条、第193条、第162条
関連キーワード: 即時取得・占有・善意・過失・動産
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