通関士試験 課税価格の原則・税率・減免税と特殊関税 練習問題 第5問: 関税定率法基本通達に定める基本税率、暫定税率、協定税率、EPA税率及び特恵税率の適用関係に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。なお、暫定税率は、2026年
関税定率法基本通達に定める基本税率、暫定税率、協定税率、EPA税率及び特恵税率の適用関係に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。なお、暫定税率は、2026年7月1日現在の関税暫定措置法第2条により令和9年3月31日までに輸入される物品に適用されるものとする。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 5. EPA税率が、国定税率と協定税率の適用関係により適用される税率より低いときは、EPA税率を適用する。
正しいのは、EPA税率がより低いときはEPA税率を適用するという記述です。関税定率法基本通達3-1(4)は、EPA税率(経済連携協定に基づく税率)が同(1)から(3)まで(基本税率・暫定税率・協定税率の適用関係)により適用される税率より低いときは、EPA税率を適用するとしています。
同(1)は、同一品目に基本税率と暫定税率とがある場合は、低い方ではなく暫定税率を適用するとしています。暫定税率は、関税暫定措置法第2条により令和9年3月31日までに輸入される物品に適用されます(2026年7月1日現在)。
協定税率が(1)で適用される税率と同一のときは、同(3)により協定税率ではなく(1)の税率を適用します。
協定税率と比べるのは、同(2)により「(1)により適用されることとなる税率」です。暫定税率がある品目では、基本税率ではなく暫定税率と比べます。
同(6)は、関税暫定措置法第8条の2及び第8条の3に基づき特恵関税(開発途上国の産品への低い税率)の適用がある場合は、他の税率に優先して特恵税率を適用するとしています。EPA税率があっても特恵税率です。
暫定は基本に優先、協定とEPAはそれまでに決まった税率より低いときだけ適用、特恵は他に優先、の順で税率を決める、と押さえましょう。
根拠・参照資料: 関税定率法第3条、関税暫定措置法第2条、関税定率法基本通達3-1
関連キーワード: 税率の適用関係・暫定税率・協定税率・EPA税率・特恵税率
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