結論: 実務5年で通関実務、15年で2科目が免除される
通関士試験には 科目免除制度 があり、通関事務の実務経験に応じて科目が免除されます。通算5年以上で通関実務 (第3科目)、通算15年以上で関税法等と通関実務の2科目 が免除されます。最難関の通関実務が免除される効果が大きい制度です。試験科目は 試験科目と出題形式 を参照してください。
科目免除の条件
| 実務経験 | 免除される科目 | 受験する科目 |
|---|---|---|
| 通算5年以上 | 通関実務 (第3科目) | 通関業法・関税法等 (2科目) |
| 通算15年以上 | 関税法等・通関実務 (2科目) | 通関業法のみ (1科目) |
通関業者または官庁での通関事務の経験が対象です。
① 5年以上: 通関実務が免除
通関事務に 通算5年以上 従事すると、最難関の 通関実務 (第3科目) が免除されます。残る通関業法と関税法等の2科目に集中できるため、最大の難所をクリアした状態で受験できます。
② 15年以上: 関税法等と通関実務が免除
通関事務に 通算15年以上 従事すると、関税法等と通関実務の2科目 が免除され、通関業法のみの1科目受験 になります。1科目受験は合格率が大きく上がり、第59回では1科目受験者の合格率が約67%でした。
対象にならない業務に注意
単純入力・使送事務・貨物内容の点検 など、自己判断を要しない機械的な事務は、従事期間の 算定対象になりません。実際の審査・申告などの通関事務の経験が必要です。自分の業務が対象になるか、事前に確認しましょう。
申請手続き
免除は 受験願書の受付期間中 に、税関指定の 科目免除申請書 と 実務経験を証明する書類 を提出して受けます。提出後、受験票送付時に免除の可否が通知されます。証明書類の準備に時間がかかることもあるため、願書受付 の前に確認しておきましょう。
まとめ: 実務経験があれば免除で負担を大きく減らせる
通関士試験の科目免除は、通関事務の通算5年で通関実務、15年で関税法等+通関実務 が免除されます。最難関の通関実務が外れる効果が大きく、特に15年の1科目受験は合格率が高くなります。機械的事務は算定外のため、条件を満たすか事前に確認しましょう。
