通関士試験 輸出申告・輸入申告(NACCS)の作成 練習問題 第8問: 通関業者A社は、輸出者C社の依頼で、次のCIFロサンゼルス建ての仕入書の貨物について、2026年10月27日(火)に輸出申告を行う。仕入書価格の内訳は次のとおり
通関業者A社は、輸出者C社の依頼で、次のCIFロサンゼルス建ての仕入書の貨物について、2026年10月27日(火)に輸出申告を行う。仕入書価格の内訳は次のとおりである。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 仕入書価格(CIFロサンゼルス) | 20,000.00米ドル |
| うち 輸出者の工場から横浜港までの国内運送費 | 300.00米ドル |
| うち 横浜港からロサンゼルス港までの海上運賃 | 1,200.00米ドル |
| うち 横浜港からロサンゼルス港までの海上保険料 | 80.00米ドル |
申告書の申告価格(円)として正しいものはどれか。 ・各週(日曜日から土曜日まで)の実勢外国為替相場の週間平均値は、1米ドルにつき、10月11日〜17日が149.80円、10月18日〜24日が151.10円、10月25日〜31日が152.40円である。 ・税関長が公示する相場は、各週の週間平均値に基づく原則どおりのもの(直近の相場によるただし書には当たらない)とし、その値は週間平均値と同じとする。 ・円に換算した額に1円未満の端数は生じない。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 2. 2,804,256円
「2,804,256円」が正しい額です。輸出申告書に記載する価格は、本邦の輸出港における本船甲板渡し価格(FOB価格)です(関税法施行令第59条の2第2項)。
外国通貨で表示された価格の換算は、輸入貨物の課税価格を計算する場合の例によります(同条第4項)。輸入の換算は輸入申告の日の外国為替相場により(関税定率法第4条の7)、その相場は申告の日の属する週の前々週の実勢外国為替相場の週間平均値に基づいて税関長が公示する相場です(関税定率法施行規則第1条)。
計算の順は次のとおりです。①FOBへの引直し:CIF価格20,000ドルから、横浜港より先の海上運賃1,200ドルと海上保険料80ドルを引いて18,720ドル。
工場から横浜港までの国内運送費は、輸出港で本船に積み込むまでの費用なので、FOB価格に含めたままにします。②換算の相場:申告の日(10月27日)は10月25日〜31日の週に属し、その前々週は10月11日〜17日なので149.80円。
③18,720×149.80=2,804,256円。
「2,852,928円」は、申告の日の属する週(10月25日〜31日)の152.40円で換算した額です(18,720×152.40)。
「2,828,592円」は、前週(10月18日〜24日)の151.10円で換算した額です(18,720×151.10)。
「2,759,316円」は、国内運送費300ドルまで引いた額です(18,420×149.80)。
「2,807,208円」は、国内運送費まで引いたうえ、申告の日の属する週の152.40円で換算した額です(18,420×152.40)。
輸出申告の価格はFOB価格に引き直し、換算は申告の日の属する週の前々週の週間平均値に基づく公示相場によります。
根拠・参照資料: 関税法施行令第59条の2第2項・第4項、関税定率法第4条の7、関税定率法施行規則第1条
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