通関士試験 輸出申告・輸入申告(NACCS)の作成 練習問題 第5問: 通関業者A社は、輸出者C社の依頼で次の貨物の輸出申告を行う。仕入書(抜粋)と品目の説明は次のとおりである。 1:品名・材質・性状Vネックの半袖Tシャツ(運動用)
通関業者A社は、輸出者C社の依頼で次の貨物の輸出申告を行う。仕入書(抜粋)と品目の説明は次のとおりである。
| 品目 | 品名・材質・性状 | 数量 |
|---|---|---|
| 1 | Vネックの半袖Tシャツ(運動用)。ポリエステル(合成繊維)100%。生地はメリヤス編みで、一色の糸だけで編んだ無地。プリント(なせん)やししゅうは施していない | 2,000枚 |
品目1の欄に入れる統計品目番号(項・号の6桁と統計細分の3桁を続けた9桁の数字)として、輸出統計品目表(2026年1月版)に照らし、正しいものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 4. 610990910
「610990910」が正しい番号です。輸出申告書には貨物の品名・数量・価格などを記載し(関税法施行令第58条第1号)、品目番号の欄には輸出統計品目表の統計品目番号を入れます。
品目1はメリヤス編みのTシャツなので第61.09項「Tシャツ、シングレットその他これらに類する肌着(メリヤス編み又はクロセ編みのものに限る。)」に属し、綿製ではないので号は6109.90(その他の紡織用繊維製のもの)です。ポリエステルは、関税率表でいう「人造繊維」に当たります(関税定率法別表 第54類注1)。
輸出統計品目表(2026年1月版)では、6109.90が「100 異なる色の糸から成るもの又はなせんしたもの」と「その他のもの」に分かれ、その他のものがさらに「910 人造繊維製のもの」と「990 その他のもの」に分かれます。単色の糸で編んだ無地の品目1は910です。
「610990200」は、実行関税率表(輸入統計品目表)の6109.90の「その他のもの」の番号です。輸入の表は100と200の2つに分かれるだけで、輸出の表とは統計細分の番号が違います。
「610990990」は、人造繊維以外の紡織用繊維製(羊毛製・絹製など)で無地のものの番号です。ポリエステルは人造繊維なので当たりません。
「610910900」は、綿製の無地のTシャツの番号で、材質の判定を誤っています。
「610520000」は、第61.05項(男子用のシャツ。メリヤス編み又はクロセ編みのものに限る)の人造繊維製のものの番号です。Tシャツには第61.09項という専用の項があります。
輸出統計品目表の6109.90は、異なる色の糸から成るもの又はなせんしたものが100、それ以外が人造繊維製の910とその他の990に分かれます。
根拠・参照資料: 関税法施行令第58条第1号、関税定率法別表(第54類注1)
関連キーワード: 統計品目番号・輸出統計品目表・第61類・Tシャツ・人造繊維・統計細分
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