通関士試験 輸出申告・輸入申告(NACCS)の作成 練習問題 第2問: 通関業者A社は、次の仕入書の貨物について輸入申告を行う。表の課税価格は円に換算した後の額である。 1:品名綿製のTシャツ(メリヤス編み・なせんしたもの)、品目番
通関業者A社は、次の仕入書の貨物について輸入申告を行う。表の課税価格は円に換算した後の額である。
| 品目 | 品名 | 品目番号 | 課税価格(円) | 適用される関税率 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 綿製のTシャツ(メリヤス編み・なせんしたもの) | 610910010 | 140,000 | 10.9% |
| 2 | 綿製の男子用ポロシャツ(メリヤス編み) | 610510010 | 185,000 | 10.9% |
| 3 | 綿製の手袋(メリヤス編み) | 611692000 | 196,000 | 7.4% |
| 4 | 綿製の女子用ブラウス(織物) | 620630210 | 120,000 | 9.1% |
| 5 | 綿製のトレーナー(メリヤス編み) | 611020030 | 380,000 | 10.9% |
| 6 | 小説の書籍(印刷物) | 490199000 | 199,000 | 無税 |
品目1〜6はすべて品目番号が異なり、原産地は同じ国である。課税価格が20万円以下の品目(少額品目)のうち、関税法基本通達67-4-17(1)イの方法により取りまとめることができる少額品目の全部を、イの方法により申告書の1欄に取りまとめる場合、その欄に入れる品目番号として正しいものはどれか。なお、品目番号・課税価格・適用される関税率は表のとおりとし、減免税の適用を受けようとする貨物及び内国消費税(消費税を除く。)の課税物品はない。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 5. 610510010
「610510010」が正しい番号です。関税法基本通達67-4-17(1)は、1品目の課税価格が20万円以下の品目(少額品目)が2以上あるとき、申告書の1欄に取りまとめて申告することを認めています。
イの方法では、適用される関税率が無税の品目を除いて取りまとめ、そのうち適用される関税率が最も高い品目(2以上あるときは課税価格が最も高い品目)の所属区分に分類します。
表で20万円以下は品目1・2・3・4・6です(品目5は380,000円で少額品目に当たりません)。品目6の書籍は無税なので、イの取りまとめには入れません。
残る品目1(10.9%)・品目2(10.9%)・品目3(7.4%)・品目4(9.1%)のうち最も高い率は10.9%で、品目1と品目2が並びます。課税価格は品目2(185,000円)が品目1(140,000円)より高いので、欄の番号は品目2の「610510010」です。
「610910010」は、同じ率の品目が2つあるときに課税価格で比べる決まりを落としています。
「611692000」は、無税の品目を除くところまでは正しいものの、関税率ではなく課税価格で比べて、有税の少額品目のうち課税価格が最も高い品目を選んだ番号です。
「490199000」は、無税の書籍まで入れて課税価格の最も高いものを選んだ番号で、関税率を見ずに価格だけで決める輸出申告の取りまとめ(関税法基本通達67-2-13)と混同しています。無税の少額品目は、別の1欄に取りまとめ、その中で課税価格が最も高い品目の所属区分に分類することができます(67-4-17(1)のなお書き)。
「611020030」は、20万円を超える品目5まで取りまとめに入れた番号です。
輸入の少額品目をイの方法で取りまとめるときは、無税の品目を除き、関税率が最も高い品目(同じ率なら課税価格が最も高い品目)の番号で申告します。
根拠・参照資料: 関税法施行令第59条第1項第1号の2、関税法基本通達67-4-17
関連キーワード: 少額品目・取りまとめ・関税法基本通達67-4-17・関税率が最も高い品目・無税品
模試 (61問)
3科目を本試験と同じ問題数で解き、科目ごとの6割を確かめる
通関業法・関税法等・通関実務の3科目を、本試験と同じ61問・250分で解きます。科目ごとに60%の目安で判定し、苦手な分野を見つけられます。Premium (月980円)Premium (ご利用中)時間制限つきの実力チェック