通関士試験 輸出申告・輸入申告(NACCS)の作成 練習問題 第1問: 通関業者A社は、輸入者B社から次の仕入書(抜粋)と品目の説明を受け取った。 1:品名・材質・性状丸首・半袖のTシャツ。綿100%のメリヤス編み(天竺編み)の生地
通関業者A社は、輸入者B社から次の仕入書(抜粋)と品目の説明を受け取った。
| 品目 | 品名・材質・性状 | 数量 |
|---|---|---|
| 1 | 丸首・半袖のTシャツ。綿100%のメリヤス編み(天竺編み)の生地で、紺と白の2色の糸を交互に使って横じま(ボーダー柄)に編んだもの。なせん(プリント)・ししゅう・レースはない | 1,200枚 |
この品目1について輸入申告を行う場合に、品目1の欄に入れる品目番号(輸入統計品目表の統計番号。項・号の6桁と統計細分の3桁を続けた9桁の数字)として、実行関税率表(2026年4月1日版)に照らし、正しいものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 1. 610910010
「610910010」が正しい番号です。関税率表での物品の所属は、項の規定と部・類の注に従って決めます(関税定率法別表「関税率表の解釈に関する通則」1)。
品目1はメリヤス編みの生地で作ったTシャツなので、第61類(メリヤス編み又はクロセ編みの衣類)の第61.09項「Tシャツ、シングレットその他これらに類する肌着(メリヤス編み又はクロセ編みのものに限る。)」に属し、綿製なので号は6109.10です。実行関税率表(2026年4月1日版)では、6109.10の統計細分が「010 異なる色の糸から成るもの及びなせんしたもの」と「020 その他のもの」に分かれています。
010の見出しは「異なる色の糸から成るもの」と「なせんしたもの」の2つを並べたもので、どちらかに当たれば010です。品目1はなせんしていませんが、紺と白の2色の糸で編んでいるので010です。
「610910020」は、異なる色の糸を使わず、なせんもしていないもの(単色の糸で編んだ無地など)の番号です。なせんがないことだけで020と決めると誤ります。
「610990100」は、綿以外の紡織用繊維製(合成繊維製など)のうち、異なる色の糸から成るもの及びなせんしたものの番号で、材質の判定を誤っています。
「610910100」は輸出統計品目表(2026年1月版)の番号です。輸出の表では6109.10の異なる色の糸から成るもの又はなせんしたものが100、その他が900で、輸入の表とは統計細分の番号が違います。
輸入申告の品目番号は輸入統計品目表から取ります。
「620520000」は、第62類(メリヤス編み又はクロセ編みのものを除く衣類)の綿製の男子用シャツの番号で、編物と織物を取り違えています。
6109.10の010は異なる色の糸から成るものとなせんしたものの両方を含むので、なせんが無くても色の違う糸で編んだものは010です。
根拠・参照資料: 関税定率法別表(関税率表の解釈に関する通則1)、関税法施行令第59条第1項第1号の2
関連キーワード: 品目番号・実行関税率表・第61類・Tシャツ・なせん・統計細分
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