通関士試験 課税価格・関税額・加算税の計算 練習問題 第18問: 輸入者B社は、ある加工食品を輸入する。この貨物の課税価格は2,738,940円、従量税の課税標準となる数量は4,310kgで、適用される関税の税率は「8.5%又
輸入者B社は、ある加工食品を輸入する。この貨物の課税価格は2,738,940円、従量税の課税標準となる数量は4,310kgで、適用される関税の税率は「8.5%又は52円/kgのうちいずれか高い税率」である。この貨物について納付すべき関税額はいくらか(端数は関税法の規定により処理する)。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 5. 232,700円
関税額は232,700円です。関税定率法第3条は、関税は輸入貨物の価格又は数量を課税標準として課し、税率は別表によるとしています。
実行関税率表には「◯%又は◯円/kgのうちいずれか高い税率」の形の従価従量選択税率があり、従価税と従量税の両方で税額を計算して、高い方の税率を適用します。端数は、関税法第13条の4が準用する国税通則法第118条第1項により課税標準の千円未満を切り捨て、同法第119条第1項により関税の額の百円未満を切り捨てます。
計算の順は、①従価税:課税価格2,738,940円の1,000円未満を切り捨てて2,738,000円、×8.5%=232,730円、②従量税:4,310kg×52円=224,120円、③高い方は従価税の232,730円、④100円未満を切り捨てて232,700円です。「224,100円」は、低い方の従量税を選んだ額です。
「232,000円」は、切り捨てる単位を入れ違え、課税標準の100円未満と関税の額の1,000円未満を切り捨てた額(2,738,900円×8.5%=232,806.5円)です。「232,800円」は、課税価格の1,000円未満を切り捨てずに2,738,940円×8.5%=232,809.9円とし、100円未満を切り捨てた額です。
「232,730円」は、関税の額の100円未満を切り捨てなかった額です。選択税率は高い方の額を使い、端数は課税標準の千円未満、関税の額の百円未満の順に切り捨てると押さえましょう。
根拠・参照資料: 関税定率法第3条、関税法第13条の4、国税通則法第118条第1項、国税通則法第119条第1項
関連キーワード: 選択税率・従価税・従量税・端数計算・関税額
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