通関士試験 課税価格・関税額・加算税の計算 練習問題 第11問: 輸入者B社は、仕入書価格(CIF価格)US$24,368.50の貨物について、2026年8月19日(水曜日)に輸入申告をする。この貨物は2026年7月28日に外
輸入者B社は、仕入書価格(CIF価格)US$24,368.50の貨物について、2026年8月19日(水曜日)に輸入申告をする。この貨物は2026年7月28日に外国で船積みされた。関税定率法第4条の7の規定により本邦通貨に換算した課税価格はいくらか(換算後の1円未満の端数は切り捨てる)。各週(日曜日から土曜日まで)の実勢外国為替相場の週間平均値に基づいて税関長が公示した相場(1米ドル当たり)は次のとおりである。
| 平均値の算定の基礎とした週 | 公示された相場 |
|---|---|
| 2026年7月26日〜8月1日 | 151.20円 |
| 2026年8月2日〜8月8日 | 149.80円 |
| 2026年8月9日〜8月15日 | 150.60円 |
なお、輸入申告の日の当日の実勢外国為替相場は1米ドル=148.90円であった。関税法第5条第1号の特例の適用はなく、相場の著しい変動による例外の公示もないものとする。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 4. 3,650,401円
課税価格は3,650,401円です。関税定率法第4条の7第1項は、外国通貨で表示された価格の本邦通貨への換算を、輸入申告の日における外国為替相場によるとし、同条第2項を受けた関税定率法施行規則第1条は、その相場を「同条第一項に規定する日の属する週の前々週」の実勢外国為替相場の週間平均値に基づき税関長が公示する相場と定めています。
輸入申告の日2026年8月19日の属する週は8月16日〜8月22日で、前週は8月9日〜8月15日、前々週は8月2日〜8月8日です。計算の順は、①前々週の平均値に基づく相場149.80円を選ぶ、②US$24,368.50×149.80円=3,650,401.3円、③1円未満を切り捨てて3,650,401円です。
「3,684,517円」は船積みの日(7月28日)の属する週の相場151.20円で換算した額です。換算の基準は船積みの日ではなく輸入申告の日です。
「3,669,896円」は前週の相場150.60円で換算した額です。「3,628,469円」は輸入申告の日の当日の実勢相場148.90円で換算した額です。
換算に使うのは税関長が公示する相場で、相場の著しい変動による例外(施行規則第1条ただし書)でも、輸入申告の日の直近の実勢相場に基づいて公示された相場を使います。「3,669,820円」は、前週の相場150.60円を使い、さらに換算の前に外貨の端数を切り捨ててUS$24,368×150.60円とした額です。
換算は外貨の額のまま行い、端数は円にした後で処理します。換算には、輸入申告の日の属する週の前々週の週間平均値に基づいて公示された相場を使うと押さえましょう。
根拠・参照資料: 関税定率法第4条の7、関税定率法施行規則第1条
関連キーワード: 外国為替相場・換算・前々週・公示相場・輸入申告の日
模試 (61問)
3科目を本試験と同じ問題数で解き、科目ごとの6割を確かめる
通関業法・関税法等・通関実務の3科目を、本試験と同じ61問・250分で解きます。科目ごとに60%の目安で判定し、苦手な分野を見つけられます。Premium (月980円)Premium (ご利用中)時間制限つきの実力チェック