通関士試験 保税地域と外国貨物の運送 練習問題 第4問: 指定保税地域に関する次の記述のうち、関税法の規定に照らし、正しいものはどれか。
指定保税地域に関する次の記述のうち、関税法の規定に照らし、正しいものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 3. 指定保税地域にある外国貨物で、入れた日から1月を経過したものは、税関長が収容することができる。
「入れた日から1月を経過したものは、税関長が収容することができる」が正しい記述です。関税法第80条第1項により、税関長は、保税地域の利用の障害を除き、又は関税の徴収を確保するため、指定保税地域に入れた日から1月(同項第1号)を経過した外国貨物を収容できます(収容は、税関が貨物を占有して行うものです。第80条の2第1項)。
「あらかじめ税関長の承認」とする記述は誤りです。第41条の2により、貨物を管理する者は法令遵守のための業務の手順及び体制に関する規則を定め、管理を開始した後、遅滞なく税関長に届け出ます。
「管理を開始する前に」とする記述も同じ条により誤りです。「指定保税地域から出すことを停止」とする記述は誤りで、第41条の4第1項により、税関長が期間を指定して停止させられるのは、外国貨物などをその指定保税地域に入れることです(搬入停止)。
「施設の所有者又は管理者にもあらかじめ通知」とする記述も誤りです。業務改善命令(業務のやり方を直させる命令)の前に通知し、意見の聴取か釈明の証拠を出す機会を与える相手は貨物を管理する者で(第41条の3第2項)、施設の所有者や管理者にも通知するのは搬入停止のときです(第41条の4第2項)。
指定保税地域は外国貨物を一時置く場所なので、入れた日から1月を過ぎた外国貨物は税関長が収容できると押さえましょう。
根拠・参照資料: 関税法第41条の2、関税法第41条の3、関税法第41条の4、関税法第80条第1項第1号
関連キーワード: 指定保税地域・業務改善命令・搬入停止・規則の届出・収容
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