金融AMLオフィサー[実践] リスクベース・アプローチと管理態勢 練習問題 第10問: Y信用金庫の営業店の管理者が、次の二つの取組みの名前を部下に説明している。A:これまで海外送金のなかった口座で送金が急に増えたので、過去の取引と比べて異常を洗い
リスクベース・アプローチと管理態勢
– / 18 解いた
第10問
Y信用金庫の営業店の管理者が、次の二つの取組みの名前を部下に説明している。A:これまで海外送金のなかった口座で送金が急に増えたので、過去の取引と比べて異常を洗い出す。B:国連の決議で新たな制裁対象者が指定されたので、既存の顧客の名前をリストと照らす。金融庁のガイドラインの整理に照らし、組合せとして最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 3. Aは取引モニタリング、Bは取引フィルタリング
肢3の「Aは取引モニタリング、Bは取引フィルタリング」が適切です。取引モニタリングは、過去の取引パターンなどと比べて異常な取引を検知・調査し、低減措置(リスクを下げるための対応)や届出、顧客のリスク評価につなげる手法です。
取引フィルタリングは、取引の前やリストの更新時に、取引関係者や既存の顧客を制裁対象者などのリストと照らす手法で、制裁対象者の指定時は遅滞なく照合します(Ⅱ-2(3)(ⅲ)②ロ。出典:金融庁『マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策に関するガイドライン』と『マネロン・テロ資金供与対策ガイドラインに関するよくあるご質問(FAQ)』(いずれも令和8年3月31日)をもとにぴよパス作成)。
肢1は二つの手法を入れ替えています。肢2の継続的な顧客管理は、顧客の情報を定期的・機動的に確認してリスク評価を見直す取組みで(Ⅱ-2(3)(ⅱ)⑩)、Aの手法の名前ではありません。
モニタリングは過去の取引などと比べて異常を見つける手法、フィルタリングはリストと照らして対象者の取引を未然に防ぐ手法です。
関連キーワード: 取引モニタリング・取引フィルタリング・継続的な顧客管理・制裁リスト
広告
広告