金融AMLオフィサー[実践] 確認の方法とハイリスク取引 練習問題 第3問: Z銀行の営業店に、留学生名義の普通預金口座から現金を引き出したいと、本人を名乗る人が来た。届出の在留期間の満了日は先週で、この口座には毎月の公共料金の自動引落し
Z銀行の営業店に、留学生名義の普通預金口座から現金を引き出したいと、本人を名乗る人が来た。届出の在留期間の満了日は先週で、この口座には毎月の公共料金の自動引落しの契約もある。警察庁の事務連絡(令和6年12月24日)に照らした管理者の判断として、最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 2. 在留カードの裏面の記載などで更新の申請中と確かめられれば、なりすましの疑いには当たらない
「在留カードの裏面の記載などで更新の申請中と確かめられれば、なりすましの疑いには当たらない」が適切です。警察庁の事務連絡(令和6年12月24日)の記1は、満了日の翌日以降の現金出金や他口座への振込は、特段の事情がない限りなりすましの疑いに当たり得るとしたうえで、更新や申請中が確かめられれば当たらないと整理しています(犯収法第4条第2項第1号イの解釈)。
申請中の人は、処分までの間か、満了日から2か月が経つまでの早い方まで適法に在留できます(出入国管理及び難民認定法の特例。事務連絡の記1)。「新しい満了日の届出を受けるまで」は、申請中なら新しい満了日はまだ出ておらず、確かめられて他に疑わしい事情がなければ速やかに応じるとする事務連絡(記2(1))と合いません。
「この口座の公共料金の自動引落しも」は誤りで、自動引落しは事前の契約に基づき本人の個別の意思が入らないので、満了日の翌日以降でも、その事実だけでは疑いに当たるとはいえないとされています(事務連絡の記1)。満了後の窓口の出金は、在留カードの裏面などで更新や申請中と確かめられ、他に疑わしい事情がなければ、なりすましの疑いには当たらず速やかに応じます。
根拠・参照資料: 犯罪による収益の移転防止に関する法律第4条第2項第1号イ
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