危険物取扱者 乙種第2類 危険物の性質と消火 練習問題 第53問: 引火性固体の燃焼のしくみに関する記述として、正しいものはどれか。
引火性固体の燃焼のしくみに関する記述として、正しいものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 2. 固体のままでも、常温で可燃性の蒸気を出し、それが燃える
引火性固体は、消防法別表第一備考第7号で、固形アルコールその他1気圧において引火点が40℃未満のものとされる固体である。引火点が低いので、固体のままでも常温付近で可燃性の蒸気を出し、その蒸気に炎などが触れると引火して燃える(2が正しい)。
引火は、炎や火花などの火源によって蒸気に火がつくことで、火源が無くても燃え出す発火とは異なる。火源が無くても燃え出す温度(発火点)は引火点よりずっと高いので、引火点が低くても、炎が無いまま常温で自然に発火するのではない(1は誤り)。
引火性固体は、固体から出た可燃性の蒸気が炎を上げて燃えるもので、固体の表面が空気と直接反応して炎を上げずに燃えるのではない(3は誤り)。固体の状態で引火点を超えれば蒸気を出して引火するので、融けて液体になるまで蒸気を出さないのではない(4は誤り)。
引火性固体は空気中の酸素で燃えるので、二酸化炭素などで空気を断つ窒息消火が効く。危険物の規制に関する政令別表第五でも、引火性固体の欄は二酸化炭素を放射する消火器に○があり、自己反応性物質である第5類の欄には○がない(5は誤り)。
貯蔵や取扱いでは、みだりに蒸気を発生させないようにする(危険物の規制に関する政令第25条第1項第2号)。
根拠・参照資料: 消防法別表第一備考第7号、危険物の規制に関する政令第25条第1項第2号・別表第五
関連キーワード: 引火性固体・可燃性蒸気・引火点・燃焼のしくみ・常温
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