一級建築士試験 学科の試験 学科Ⅳ 構造 練習問題 第52問: 国土交通省官庁営繕部の木造計画・設計基準の資料に照らして、木造の梁などの長期荷重によるたわみの検討に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
国土交通省官庁営繕部の木造計画・設計基準の資料に照らして、木造の梁などの長期荷重によるたわみの検討に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 2. 梁は、原則として、たわみ量に変形増大係数を乗じた値をスパンの1/300以下かつ20mm以下とする。
「梁は、原則として、たわみ量に変形増大係数を乗じた値をスパンの1/300以下かつ20mm以下とする」が適当です。木造計画・設計基準の資料4.1.4は、平成12年建設省告示第1459号の規定により、梁、母屋、床板及び根太は、長期荷重に対してクリープ等による有害な変形が生じないようにするとし、原則として、たわみ量に変形増大係数を乗じた値を、梁はスパンの1/300以下かつ20mm以下、屋根材に用いる横架材は1/200以下とするとしています。
「屋根材に用いる横架材は…1/450以下」は誤りです。1/450以下は、床板及び根太に板張り仕上げ等たわみへの追従性の低いものを用いる場合の例です。
「欠き込みによる低減前の値」も誤りで、たわみ量の計算に用いる断面2次モーメントは、仕口等による欠損の影響を適切に考慮した値とします。低減前の値を用いることができるのは、居住性を評価する梁の固有振動数の算定です(3.2.7.4)。
「建築基準法施行令に定められた数値」も誤りで、たわみ量の計算に用いるヤング係数は建築基準法令では定められていないため、「木質規準」の設計資料にある基準特性値等の値を用いるとしています。梁は1/300以下かつ20mm以下、屋根材の横架材は1/200以下と整理しましょう。
関連キーワード: たわみ・変形増大係数・クリープ・木造計画・設計基準
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