ぴよパスでは、法令と国土交通省などの公開資料で確かめたオリジナルの五肢択一80問を、本試験と同じ4科目に分けて無料で公開しています。設計製図の試験の練習は扱っていません。
学科の試験の形式 (令和8年の受験要領から)
| 科目 | 本試験 | 時間 | ぴよパス |
|---|---|---|---|
| 学科Ⅰ 建築計画 | 25問 | 学科Ⅱと合わせて3時間 | 20問 |
| 学科Ⅱ 建築法規 | 25問 | 学科Ⅰと合わせて3時間 | 20問 |
| 学科Ⅲ 建築構造 | 25問 | 学科Ⅳと合わせて3時間 | 20問 |
| 学科Ⅳ 建築施工 | 25問 | 学科Ⅲと合わせて3時間 | 20問 |
1問1点で、満点は100点です。電卓は使えません。法令集は2冊まで持ち込めて、学科Ⅱ(建築法規)の解答のときだけ使えます。建築法規の出題には告示も含まれます。
基準点 — 各科目13点と総得点60点 (年により補正)
合格には、4科目のそれぞれの基準点と、総得点の基準点の全部に達する必要があります。原則は各科目13点・総得点60点で、平均点の差が問題の難しさによると認められたときは補正されます。補正は上げることも下げることもあります。
| 年 | 学科Ⅰ | 学科Ⅱ | 学科Ⅲ | 学科Ⅳ | 総得点 |
|---|---|---|---|---|---|
| 令和8年 | 13 | 13 | 13 | 13 | 60 |
| 令和7年 | 12 | 12 | 13 | 13 | 60 |
| 令和6年 | 13 | 13 | 12 | 13 | 60 |
| 令和5年 | 13 | 13 | 14 | 13 | 60 |
| 令和4年 | 13 | 14 | 14 | 14 | 63 |
科目の基準点を全部ちょうど越えても、合計は52点にしかなりません。総得点の線はそれより8点以上高いので、どれか1科目を基準点ぎりぎりで通し、ほかの科目で取り返す形になります。
二級建築士との違い — 範囲が小規模の木造に絞られる
科目名・問題数・五肢択一・受験資格は二級建築士と同じです。違いは試験の範囲で、建築士法施行規則第13条の2は、小規模の木造の建築物の建築に関する基本的知識と、それを用いた設計・工事監理の能力を判定することに基準を置くとしています。
試験すべき事項の例示では、二級にある「鉄筋コンクリート造・鉄骨造などの構法の原理と各部の構造」と「トラスの解法・ラーメンの応力の概要」が外れます。代わりに、小規模の木造の建築物の鉄筋コンクリート造などの部分の構造と、筋かい・たる木・すみ木の形状の決定などが入ります。
試験日も別で、令和8年は二級建築士が7月5日、木造建築士が7月26日でした。
80問の使い方
科目別に解いて、基準点に届きにくい科目を先に見つけてください。
- 学科Ⅲ 建築構造 (20問): 木造の壁量と柱の小径は、2025年4月の改正で告示の式で求める形に変わりました(令和6年国土交通省告示第447号)。ぴよパスの問題は改正後の考え方で作り、計算に要る値は問題文に全部置いています。古い教材にある「軽い屋根・重い屋根」の表は廃止されています。
- 学科Ⅱ 建築法規 (20問): 建築基準法・建築士法と関係法規から、条文で正誤が決まる形にしています。本試験では法令集を引けるので、解説の条を法令集で確かめながら解くと、引く場所を覚えられます。
- 学科Ⅰ 建築計画・学科Ⅳ 建築施工 (各20問): 住宅の計画と木造の工事を中心に、国土交通省の基準や標準仕様書などの公開資料で確かめられる論点から作っています。
ぴよパスで練習できないところ
- 図を読む問題: 軸組図・矩計図・規矩術の図・壁の配置の平面図を読む問題は、まだ入っていません。
- 鉄筋コンクリート造・鉄骨造の建物の問題: 木造建築士の範囲の外なので作っていません。二級建築士の練習問題で扱っています。
- 設計製図の試験: 学科の試験の練習だけです。
模擬試験
本試験は100問を通して解くので、模擬試験は本試験の1回分の2倍(200問)の問題数になってから開く予定です。いまは科目ごとの練習だけです。練習問題と解説は無料です。
日程と受験手数料
| 項目 | 令和8年 |
|---|---|
| 受付 | 4月1日〜4月14日 |
| 学科の試験 | 7月26日 |
| 学科の合格発表 | 8月24日 |
| 設計製図の試験 | 10月11日 |
| 受験手数料 | 18,500円 (非課税) と事務手続の手数料 |
令和9年の日程は、2026年11月8日の時点ではまだ公表されていません。受験には、学歴や実務経験などの受験資格が要ります (二級建築士と同じです)。
どの時点の法令で作っているか
令和8年の受験要領は、解答に当たって適用すべき法令を、令和8年1月1日現在で施行されているものとしています。令和9年の試験の基準日は、まだ公表されていません。
ぴよパスの問題は、2026年1月1日・2026年11月7日・2027年1月1日・2027年4月1日の4つの版で中身が同じ条を、正解の根拠にしています。2027年4月1日に建築士法の改正が施行されるので、その改正で正誤が変わる論点(設計の契約の書面の範囲など)は扱っていません。
まとめ
- 木造建築士の学科の試験は、4科目100問の五肢択一です。電卓は使えず、法令集は学科Ⅱだけで使えます。
- 合格には、科目の基準点(原則13点)と、総得点の基準点(原則60点・令和4〜8年は60〜63点)の全部が要ります。
- 科目は二級建築士と同じで、範囲が小規模の木造に絞られます。
- ぴよパスの80問は、本試験と同じ4科目に分けた無料の練習問題です。
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出典
- 公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年 二級建築士試験・木造建築士試験 受験要領」「「学科の試験」の合格基準点等について」(令和4年〜令和8年)・試験結果のページ(2026年11月7日確認)
- e-Gov 法令検索「建築士法」「建築士法施行規則」「建築基準法施行令」(令和8年1月1日時点で施行の版)
- 国土交通省「令和6年国土交通省告示第447号」と壁量等の基準の見直しの資料


