一級建築士試験 学科の試験 学科Ⅳ 構造 練習問題 第37問: 高さ6mの2本の柱と、スパン16mの水平なはりからなる3ヒンジの門形ラーメンがある。左右の柱脚はいずれもピン支点で、はりのスパンの中央にピン節点がある。はりの上
高さ6mの2本の柱と、スパン16mの水平なはりからなる3ヒンジの門形ラーメンがある。左右の柱脚はいずれもピン支点で、はりのスパンの中央にピン節点がある。はりの上の、左の柱頭から右へ4mの位置に鉛直下向きの集中荷重48kNが作用するとき、右の柱脚に生じる水平反力の大きさと向きとして、最も適当なものはどれか。ただし、部材の自重は無視する。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 2. 左向き16kN
「左向き16kN」が適当です。3ヒンジの門形ラーメンは、2つのピン支点の反力4つ(鉛直と水平が2つずつ)を、全体のつり合いの3式と、ピン節点で曲げモーメントが0になる条件の1式で求める静定構造です。
まず左の柱脚まわりのモーメントのつり合いから、右の柱脚の鉛直反力VBは、VB×16=48×4 より上向き12kNです。次に、ピン節点から右の部分には荷重が無いので、この部分のピン節点まわりのつり合いを考えます。
上向き12kN(腕の長さ8m)のモーメントを、柱脚の水平反力HB(腕の長さ6m)のモーメントで打ち消すので、HB×6=12×8 より HB=16kN、向きは柱脚を内側へ押す左向きです。「右向き16kN」は大きさは合っていますが、向きが逆です。
「左向き32kN」は荷重の位置をスパンの中央と取り違えてVBを24kNとし、24×8÷6 とした値です。「右向き32kN」は、その取り違えに加えて向きも逆にしています。
両脚がピン支点の3ヒンジ架構では、鉛直荷重だけでも柱脚に水平反力が生じます。鉛直荷重を受けた3ヒンジ架構では、外へ開こうとする柱脚を支点が内向きに押さえる、と整理しましょう。
関連キーワード: 3ヒンジラーメン・反力・力のつり合い・ピン節点
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