一級建築士試験 学科の試験 学科Ⅳ 構造 練習問題 第26問: 鉄骨造の各部の設計に関する次の記述のうち、国土交通省官庁営繕部の建築構造設計基準(令和3年改定)とその資料に照らして、最も適当なものはどれか。
鉄骨造の各部の設計に関する次の記述のうち、国土交通省官庁営繕部の建築構造設計基準(令和3年改定)とその資料に照らして、最も適当なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 1. H形鋼の梁はねじり剛性が小さいので、途中から出す片持ち梁は引き通し、直接ねじりがかからないようにする。
「H形鋼の梁はねじり剛性が小さいので…直接ねじりがかからないようにする」が適当です。建築構造設計基準8.2(2)は、梁についてねじりによる応力への影響を考慮するよう定め、その資料8.2.2は、H形鋼はねじり剛性が小さいので、梁の途中から片持ち梁が出る場合は片持ち梁を引き通して連続梁とするなどの対策を示しています。
「接合部と柱脚には十分な変形能力を、各部材には十分な強度を」は誤りで、基準8.2(1)は各部材に十分な変形能力等を、8.2(6)は接合部と柱脚に十分な強度を確保するよう求めており、組合せが逆です。部材が粘って地震のエネルギーを吸収する前に、接合部や柱脚が壊れないようにするためです。
「細長比を40以上」も誤りで、資料8.2.1(3)は比較的高層の建物の圧縮ブレースの細長比を40以下とすることが望ましいとしています。細長比(座屈長さを断面二次半径で割った値)が大きいほど座屈しやすくなります。
「継手位置より仕口側に設け」も誤りで、資料8.2.3は鉄骨梁の貫通孔を継手位置より仕口側に設けないこととし、上下の位置もできるだけ梁せいの中央付近にするとしています。鉄骨造は「部材は変形能力、接合部と柱脚は強度」と整理しましょう。
関連キーワード: 鉄骨造・ねじり・変形能力・圧縮ブレース・梁貫通孔
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