一級建築士試験 学科の試験 学科Ⅳ 構造 練習問題 第9問: 建築基準法施行令に定める保有水平耐力計算における、地震力に対する各階の必要保有水平耐力の計算に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
学科Ⅳ 構造
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第9問
建築基準法施行令に定める保有水平耐力計算における、地震力に対する各階の必要保有水平耐力の計算に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 4. Dsは、各階の構造特性を表す数値で、構造方法に応じた減衰性と各階の靱性を考慮して定める。
「Dsは、各階の構造特性を表す数値で…」が適当です。建築基準法施行令第82条の3第2号は、各階の必要保有水平耐力QunをQun=Ds×Fes×Qudで計算すると定めています。
Dsは構造耐力上主要な部分の構造方法に応じた減衰性と各階の靱性(粘り強さ)を考慮して国土交通大臣が定める数値、Fesは各階の剛性率と偏心率に応じて国土交通大臣が定める方法で算出する形状特性の数値、Qudは地震力によって各階に生ずる水平力です。粘り強く揺れを吸収できる構造かどうかと、階の剛性や配置のかたよりを、必要な耐力に反映させる仕組みです。
「Fesは…地盤の種別に応じて」は誤りで、Fesは剛性率と偏心率で決まります。「Qudは、材料強度によって…計算した…耐力」は、同条第1号の保有水平耐力の説明です。
「その階の保有水平耐力に、DsとFesを乗じて」は、乗じる相手が地震力による水平力Qudである点を取り違えています。必要保有水平耐力は「地震力による水平力×Ds×Fes」、これと比べるのが材料強度による保有水平耐力、と分けて覚えましょう。
根拠・参照資料: 建築基準法施行令第82条の3第2号
関連キーワード: 必要保有水平耐力・構造特性係数Ds・形状特性係数Fes・保有水平耐力計算
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