一級建築士試験 学科の試験 学科Ⅳ 構造 練習問題 第3問: 幅b、せいhの長方形断面をもつ、同じ材料で同じ長さの材が2本ある。これを上下に重ね、荷重がせいの方向に作用する単純ばりとして使う。2本の境目がずれる(重ねただけ
学科Ⅳ 構造
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第3問
幅b、せいhの長方形断面をもつ、同じ材料で同じ長さの材が2本ある。これを上下に重ね、荷重がせいの方向に作用する単純ばりとして使う。2本の境目がずれる(重ねただけの)場合と、境目を全面で接着して幅b・せい2hの一体の断面とした場合とを比べた次の記述のうち、最も適当なものはどれか。ただし、材は弾性の範囲にあり、接着は完全で、せん断変形は無視する。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 3. 一体にすると、断面二次モーメントは、重ねただけの2本の合計の4倍になる。
「一体にすると、断面二次モーメントは、重ねただけの2本の合計の4倍になる」が適当です。重ねただけの2本は境目でずれるため、それぞれが自分の図心の軸まわりに曲がり、全体の断面二次モーメントはbh³/12の2本分でbh³/6です。
接着して一体にすると、幅b・せい2hの1つの断面としてb(2h)³/12=8bh³/12となり、bh³/6の4倍です。断面係数は、重ねただけではbh²/6の2本分でbh²/3、一体ではb(2h)²/6=4bh²/6で2倍にとどまるので、「断面係数は…4倍」は誤りです。
たわみは曲げ剛性EIに反比例して1/4になり、「1/8」は1本の材と比べた8倍を使った誤りです。縁の最大曲げ応力度は曲げモーメントを断面係数で割った値なので1/2になり、「1/4」も誤りです。
同じ材2本を接着して一体にすると、重ねただけの場合と比べて断面二次モーメントは4倍、断面係数は2倍になる、と覚えましょう。
関連キーワード: 重ねばり・断面二次モーメント・断面係数・曲げ剛性
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