一級建築士試験 学科の試験 学科Ⅱ 環境・設備 練習問題 第15問: コージェネレーションシステムとエネルギー源の計画に関する次の記述のうち、国土交通省官庁営繕部の「建築設備計画基準」の考え方に照らして、最も不適当なものはどれか。
コージェネレーションシステムとエネルギー源の計画に関する次の記述のうち、国土交通省官庁営繕部の「建築設備計画基準」の考え方に照らして、最も不適当なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 2. コージェネレーションシステムは、年間を通じて施設の電力需要に対する発電効率を検討し、環境負荷低減に有効な場合に採用する。
不適当なのは「年間を通じて施設の電力需要に対する発電効率を検討し、環境負荷低減に有効な場合に採用する」とする記述です。建築設備計画基準(令和6年版)の共通事項は、コージェネレーションシステム(発電と同時に出る排熱を給湯や冷暖房に使う仕組み)を、年間を通じて施設の電力需要及び熱需要に対するエネルギーの総合効率を検討し、環境負荷低減に有効な場合に採用するとしています。
誤りは「電力需要に対する発電効率」の部分で、発電だけを見ると排熱を使い切れない施設でも採用してしまうため、熱需要と合わせた総合効率で判断します。コージェネレーション装置は、電気事業法や消防法などの関係法令によるほか、地域の燃料供給状況と運転資格の要否を検討して計画するとされ、正しい記述です。
また、原則として商用電源と系統連系(電力会社の配電線とつないで運転すること)を行うように計画するとされ、これも正しい記述です。エネルギー源は、各エネルギーの供給事情を踏まえ、経済性、周辺環境保全、施設の運用などを総合的に検討して選定するとされ、正しい記述です。
コージェネレーションの採否は、電力と熱の両方の需要に対する総合効率で判断すると押さえましょう。
関連キーワード: コージェネレーション・総合効率・熱需要・系統連系
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