一級建築士試験 学科の試験 学科Ⅲ 法規 練習問題 第53問: 消防用設備等の技術上の基準が改正された際に現に存する防火対象物と、防火対象物の用途の変更に関する次の記述のうち、消防法上、誤っているものはどれか。ただし、基準の
消防用設備等の技術上の基準が改正された際に現に存する防火対象物と、防火対象物の用途の変更に関する次の記述のうち、消防法上、誤っているものはどれか。ただし、基準の改正又は用途の変更の後に、増築、改築、大規模の修繕又は模様替えの工事は行わないものとする。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 4. 防火対象物の用途が変更されたときの消防用設備等には、変更前の用途ではなく、変更後の用途の基準が適用される。
「用途が変更されたときの消防用設備等には、変更前の用途ではなく、変更後の用途の基準が適用される」が誤りです。消防法第17条の3第1項は、用途の変更によって消防用設備等が変更後の用途の技術上の基準に適合しないこととなるときは、その基準を適用せず、変更前の用途の基準を適用するとしています。
変更後の用途の基準が及ぶのは、同条第2項に掲げる場合で、変更後の用途が特定防火対象物の用途であるときなどです。「特定防火対象物以外で従前の基準に適合していた消防用設備等は、消火器や避難器具などを除き、従前の基準による」は消防法第17条の2の5第1項のとおりです。
「特定防火対象物では現に存する消防用設備等にも改正後の基準が適用される」は同条第2項第4号のとおりで、百貨店、旅館、病院、地下街など多数の者が出入りする防火対象物は遡って新しい基準によります。「従前の基準にも適合せず違反の状態にあった消防用設備等には改正後の基準が適用される」は同項第1号のとおりです。
基準の改正でも用途の変更でも、原則は従前・変更前の基準、特定防火対象物や違反していたものは新しい基準、と整理しましょう。
根拠・参照資料: 消防法第17条の3、消防法第17条の2の5
関連キーワード: 既存防火対象物・用途の変更・特定防火対象物・消防用設備等
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